施工事例

水回り住宅設備を全部新しく オシャレな外壁・屋根にリフォーム U邸|杉並区

house-reform-0826
こちら事例の詳細
住宅の種類
戸建住宅
施工先住所
東京都杉並区
工事内容
戸建住宅水回りのリフォーム、内装工事、外壁屋根工事
費用感
750万
工事期間
50日

     リフォーム前:キッチン

■主な工事
キッチン交換
ユニットバス交換
洗面台交換
便器交換+手洗器設置(2ヶ所)
和室を洋室に変更
下駄箱交換
玄関ドア交換
外壁屋根塗装
クロス貼替
照明交換・追加
ファブリック工事
開き戸レバーハンドル交換

リフォーム工事概要

お住まいも購入された中古の戸建住宅もアイネックスのご近所だというお客さまから、そのリフォームについてのご相談をいただきました。
ご夫婦でご来社いただき、1回目のの打合せの最後にご主人から、「リフォーム費用はだいたいどれくらいかかりますか?」との質問がありました。
これはよく聞かれることですが、それは現場を調査し、調査結果を基にリフォームプランを作って、初めて見積り作業に取り掛かれます。

したがいまして概算も概算で、700~800万とお応えしたのに対してご主人は、「分かりました。アイネックスさんでリフォーム工事をお願いします」との回答でした。
このお客さまとはこういう形でスタートしたため、最後まで「信用」という重いプレッシャーが付いて回った案件です。

お客さまのリフォームのこだわり・ご要望

・水回り住宅設備を全部新しくしたい
・キッチンの天板は気を使わなくていいステンレスにして、ビルトインの食器洗い乾燥機を設置したい
・清潔感があるキッチンが好きなので、掃除がしやすい白の扉にして、レンジフードもお手入れが楽なものにしたい
・浴室に関しては、出来るならもう一回り大きいサイズのユニットバスに交換したい
・洗面脱衣室が狭いので、圧迫感がなくてオシャレな洗面台にして、手持ちのドラム式洗濯機を設置できるようにしたい
・トイレは1階も2階もタンクレス便器に交換して、こざっぱりして可愛い手洗器を設置したい
・2階の和室を洋室にリフォームして、収納量があるクローゼットと物入がほしい
・玄関ドアや下駄箱を新しくして、明るくて素敵な玄関にしたい
・外壁はしっとりした感じの白が良く、アクセントとして屋根を白に映える色にしたい
・開き戸や引き戸は既存のものを使用して、レバーハンドルや引手を交換したい

1階リフォームご要望事項 平面図

不動産会社からもらったという図面に、お客さまのリフォームに対してのご要望事項を落とし込んだものです。
これ以上きれいな図面は入手できなかったようです。

2階リフォームご要望事項 平面図

2階の図面は1階より状態が悪いです。

気を使わないステンレス天板、清潔感があり掃除がしやすいキッチン

リフォーム前:台所

リフォーム前の台所の広さや壁、リビングダイニングとの間の開口部などは変えないで、キッチンを交換して、壁のタイルをキッチンパネルに貼り替え、キッチンの背面に幅90cmの食器棚を設置します。

    リフォームプラン:台所平面図

不動産会社の図面ではお粗末なので、主要な箇所はアイネックスで図面を起こします。
I型幅260cm+背面収納(食器棚幅90cm)というレイアウトです。

   リフォームプラン:キッチン立面図

壁の開口部はそのままですが、リフォーム前の吊戸棚は開口部よりかなり上にあり使いづらいので、開口部の上端まで下げて取り付けます。

リビングダイニングから見た台所 Before&After

リフォーム後:キッチン

実はコロナの影響で食器洗い乾燥機の生産が間に合わずに、お客さまには申し訳ないのですが、食器洗い乾燥機なしでお引渡しさせていただきました。

キッチンリフォーム Before&After

リフォーム前の吊戸棚は開口部の少し上にありましたが、開口部の上端に合わせて取り付けたので、楽に手が届くようになり使いやすくなりました。

リフォーム前は台所に食器棚がなかったのですが、キッチンと同じ扉で食器棚を設置して、動線も良くなりとても使いやすい台所になりました。

台所出窓のファブリックもカーテン・レースではなく、ここは横型ブラインドで使い分けました。
カーテンとブラインドではこれほどイメージが違うことが、まるでショールームのように分かります。

お引渡し後1ヶ月…

お引渡しの1ヶ月後、やっと食器洗い乾燥機の設置が完了しました。

お風呂のリフォーム もう一回り大きいサイズのユニットバスにしたい

リフォーム前:浴室ユニットバス

浴室は建築図面では芯々寸法(壁の中心と中心)が1365mm×1820mmなので、通常は1216サイズ(短辺120cm、長辺160cm)のユニットバスを設置できるはずなのですが、リフォーム前のユニットバスは1116サイズでした。

リフォームプラン:浴室・洗面脱衣室・トイレ平面図

事前調査の結果、問題なく1216サイズが入ることを確認できました。

リフォーム後:浴室ユニットバス

一般的には洗い場の壁パネルをアクセントパネルにする場合が多いのですが、アクセントパネルに使用するパネルを4面に使っています。
アクセントパネルを4面に使うのは、浴室内がくどくなる危険性があるのですが、上品な淡い木目のパネルを選んでいるので、とても素敵な浴室になりました。

浴室リフォーム Before&After

リフォーム前の浴室内の床は洗面脱衣室の床より15cmも下がっていたので、リフォーム後はバリアフリーになりました。

   リフォーム後:浴室ユニットバス

お客さまはオプションで「床ワイパー洗浄」を採用されました。

        床ワイパー洗浄

ボタン一つでユニットバスの床を洗浄して、除菌仕上げまで行い、床回りがきれいに保たれます。

床面をすみずみまで「洗浄+除菌」

板状ワイパー水流と組み込まれたプログラムにより、汚れが落としにくいエリアも洗浄し、汚れをしっかり排水口へ洗い流します。
汚れを流し終わった後は、床面にくまなく除菌水を吹きつけます。
除菌仕上げが施された床は、菌やカビの増殖を抑えます。
ボタンを押すだけで、「皮膚・角質汚れ」を洗い流し、除菌仕上げまでするという画期的な機能です。

洗面室のリフォーム~圧迫感がないオシャレな洗面台、ドラム式洗濯機を設置

    リフォーム前:洗面脱衣室

リフォーム前の洗濯機置き場には腰高の壁があります。
この壁があるため、お客さまのドラム式洗濯機が設置できないということが判明しました。

   リフォームプラン:洗面脱衣室平面図

事前調査の結果、この壁の中に洗濯機の給水・給湯管が配管されていて、配管ルートを変更できることが確認できたので、平面図の通りに洗濯機を設置できるようになりました。

プラン図面を見ていただくと、「洗濯機用床排水床下トラップ」という記載があります。
お客さまのご要望で、洗濯機パンを使用すると場所を取るため、洗濯機パンは使いたくないとのことです。

床下排水トラップ

洗濯機パンを使わないということは、洗濯機パンに付随する排水トラップもなくなるということです。
そのため、この床下排水トラップを使用して臭気が上がってこないようにします。
マンションの場合は水漏れが心配なので洗濯機パンを使用すべきだと思いますが、戸建住宅の場合は洗濯機パンを置かないで床下排水トラップで対応するケースがよくあります。

リフォーム後:洗面脱衣室

LIXILのエスタという洗面化粧台です。
可愛くて本当にオシャレなのですが、撮影した現場監督の腕が悪いので、実際のイメージ通りに伝わっていないと思います。
実物はとても素敵です。

この撮影も現場監督です。 なぜ曲がってしまうのでしょうか?
お客さまのドラム式洗濯機も無事に設置でき、計画通り洗濯機の扉も余裕をもって開くことが出来ます。

トイレのリフォーム タンクレス便器に交換 デザインが良くて可愛い手洗器

    リフォーム前:1階トイレ          リフォーム前:2階トイレ

リフォーム前は両方ともタンクに手洗器が付いている便器で、壁に埋込収納があります。
トイレは1階も2階もリフォーム工事内容は同じです。
埋込収納は撤去して、奥の壁に吊戸棚を設置します。
便器はタンクレス便器に交換して、デザインが良くて可愛い手洗器を設置したいというご要望です。

        狭小手洗器

この狭小手洗器を使用することになりました。
手洗器の下が床まで収納になっているのが好きではなく、収納は奥の壁に吊戸棚を設置するので、手洗器の下には収納は必要ないとのことです。

そして排水管は、画像のようなボトルトラップでとのご要望です。

リフォーム後:1階トイレ

リフォーム後:2階トイレ

お客さまは理想通りのトイレになったと大変満足されていました。

和室を洋室にリフォーム~収納量があるクローゼットと物入がほしい

      リフォーム前:和室

2階の和室を洋室にリフォームします。

リフォーム前の和室は、和室を洋室にリフォームする場合の課題が全部詰まっている典型的な和の造りです。
課題の一つ、奥行半間(3尺)の押入と仏間がありますが、ここをお客さまのご要望の通り、収納量があるクローゼットと物入にリフォームします。
収納量があるといっても、クローゼットの奥行は60cmもあれば十分で、それ以上は余剰の空間が生じてしまい、返って使いづらく、スペースの無駄使いにもなります。

和室を洋室にリフォーム:平面プラン

既存の押入より約25cm奥行を下げた位置にクローゼットと物入(可動棚収納)を新設します。
クローゼットと可動棚収納のそれぞれの幅は任意で設定できます。

プランにあるクローゼットと可動棚収納の幅は、お客さまと打合せのうえで決定したものです。

  和室を洋室にリフォーム:収納部立面図     和室を洋室にリフォーム:収納部断面図

ローゼットと可動棚収納の奥行は60cmで、床はフロアーのフローリングが切れ目なく繋がります。
クローゼットの建具は折れ戸、可動棚収納の方は間口が狭いので、折れ戸にすると扉の溜りが邪魔になり使いづらくなるため観音開きの開き扉にします。
可動棚収納の可動棚は2cmピッチで高さを変更でき、後から棚板を増やすことも可能です。

リフォーム前:和室障子枠

次に解決しなければならない課題は障子です。
障子の縦枠は、このように上下とも横枠より延びています。
このツノがあっては、他でいくら頑張っても洋室になりきれません。

    リフォーム前和室:障子下枠         リフォーム前和室:障子上枠

障子には更に課題があります。
障子枠の上下には、障子を滑らせるための溝が掘ってあります。
障子のはめ込みはケンドン式のため、特に上枠は差し込み用のため溝が深くなっています。
ケンドン式とは、まず障子を上枠の溝に差し込み、それから障子の下方を押し込むようにはめ込む方法です。

この障子枠を撤去するとなると大ごとになるため、障子枠はそのままにして、先ほどのツノや上下枠の溝の対策を考えることがリフォーム費用を抑えることになります。

  和室を洋室にリフォーム:障子枠の対策

ツノはカットして、上下の溝は単板を貼ってフラットにします。

障子枠のままでは和室の域を脱しないので、何かしら仕上げしをなくてはいけませんが、一般的にはダイノックシートを貼るか塗装をするかです。

今回リフォームはお客さまのご要望によりダイノックシートを貼りますが、長期的な見解では塗装の方がいいかもしれません。

  リフォーム前和室入口開き戸:和室側      リフォーム前和室入口開き戸:廊下側

和室を洋室にリフォームする場合の課題、最後は入口の開き戸です。
開き戸は洋室にリフォームする部屋側とリフォーム対象ではない廊下側の両方のデザインや取り合いを考えなくてはいけません。

     リフォーム前和室入口

和室側は畳の厚さ分高くなっているので、廊下との境に約50mmの段差があります。
せっかくリフォームするので、段差はなくしてバリアフリーにしたいものです。

和室を洋室にリフォーム:入口床部断面図

平面プランのa部分の床部断面図です。
新規洋室の床は、畳を撤去したあとに9mmベニアを貼ってから、フローリングを貼ります。
開き戸の下に下枠を入れて、洋室側のフローリングと廊下の既存フローリングを見切ります。
これで入口の床はきれいに納まり、なおかつバリアフリーにもなるということです。

和室を洋室にリフォーム後

典型的な和室が完璧な洋室にリフォームされました。

窓枠はリフォーム前の障子枠というのがうそのようです。
障子枠の溝も角のツノもなくなり、白い(ダイノックシート)窓枠に変わりました。

クローゼットと可動棚収納の内部はアクセントクロスにしました。
扉を開けたときにアクセントクロスが見える、可愛くオシャレにしてあります。

実がここにもコロナの影響があります。
まだクローゼットの折れ戸が取り付けられていません。
お引渡しの時点では、まだ納期の当てさえありませんでした。

    リフォーム後:入口開き戸        リフォーム後:入口開き戸 廊下側

   和室を洋室にリフォーム:入口床部

洋室側もさることながら、廊下側もとても素敵になりました。

廊下側にあった入口段差も解消され、床のバリアフリーが完成しました。

玄関リフォーム~玄関ドアや下駄箱を新しくして、明るくて素敵な玄関にしたい

     リフォーム前:玄関ポーチ

リフォーム前の外壁は、ご覧のように少々奇抜な色合いです。
水色とこげ茶色のカラーコーデはとても素敵なのですが、こと外壁となると微妙です。

      リフォーム前:玄関

お客さまが言われるほど玄関は暗いイメージではないと思いますが、玄関ドアと下駄箱がクラシックスタイルのため暗く感じるのでしょう。

    玄関リフォーム:立面図・断面図

リフォーム前の下駄箱は上下セパレートタイプのため中間が開いていましたが、新設する下駄箱は中間を開けないで、観音開きのユニット+姿見ユニットの3枚扉でスッキリしたレイアウトです。

中間を開けないので返って暗くなるのではと思われるかもしれませんが、観音開きの扉を白、その横に一面姿見ユニットの構成なので暗くなることはありません。

リフォーム後:玄関

明るい玄関にリフォームされました。
色の選択さえ間違えなければ、大半はイメージ通りの成果が得られることでしょう。

下駄箱の扉を取手を付けないプッシュラッチにしたことも、玄関がスッキリ見えるポイントです。

リフォーム後:玄関ポーチ

こんなに素敵な玄関にリフォームされました。
クラシックスタイルの玄関照明も外壁と同じ色で塗装してみました。

外壁はしっとりした白、屋根は白に映える色でアクセントに

      リフォーム前:外壁

リフォーム前は外壁としてはかなり珍しい色、水色でした。

お客さまと初めて現場でお待ち合わせした際に、「水色の外壁だからすぐ分かる」と言われたことが印象的です。

外壁はしっとりした白、アクセントとして屋根を白に映える色にしたいとのご要望です。

リフォーム後:外壁・屋根

課題の組み合わせは、外壁はしっとりした白、屋根は赤に近いエンジで、とても素敵な外観になりました。

ありふれたようで意外と見かけない新鮮な組み合わせで、同じような外壁・屋根の建物はこの通りにはないので、現在はランドマーク的な存在になっています。

外壁屋根リフォーム Before&After

お客さまには外壁と屋根の仕上がりにとても喜んでいただきました。
まるでギリシャのサントリーニ島かミコノス島のような外壁の白です。

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