施工事例

古い賃貸住宅を流行りのスタイルにリフォームして即入居者決定 杉並区

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こちら事例の詳細
住宅の種類
戸建住宅
施工先住所
東京都杉並区
工事内容
賃貸住宅のリフォーム
費用感
670万
工事期間
45日

      リフォーム前:台所

■主な工事
外壁塗装
屋根塗装
水回り設備交換:ユニットバス、キッチン、便器、洗面台
台所+和室をLDKにリフォーム
和室を洋室に変更
建具交換
収納設置
階段踏板リフォーム、他

     リフォーム前:1階平面図          リフォーム前:2階平面図

リフォーム前:1階和室

東側(図面下)の部屋には、流し台となぜか離れたところに向かい合うように洗面ボウルと洗濯機置き場があります。 変形のダイニングと言っていいのでしょうか?
西側は6畳の和室です。
典型的な古い和室です。 半畳の押入が1階の真中にあります。

     リフォーム前:2階和室          リフォーム前:2階浴室

2階にはお風呂と和室と洋室が一部屋ずつあります。

和室からベランダに出るようになっていますが、開き戸の位置が高いので、踏み台を使っているようです。非常に不便です。
浴室にはハーフユニット(腰高までのユニットバス)を使ってあります。階段を上がりきったところに収納を造っているため、こんな変な形になっています。
四角い形状のユニットバスのパン(水が漏れないようにするための樹脂製容器)は一体どうなっているのでしょうか?
解体工事後に分かりますが、 不思議な造りです。

リフォーム工事概要

約20年間住んでいた方が退去したので久しぶりに中の様子を見たら、長年窓を閉め切って換気をしていなかったらしく、とてもカビ臭かったそうです。
また、水回り住宅設備も一切掃除をしていなかったようで劣化が激しく、とても新しい入居者を募集できる状態ではないとのことで、リフォームプランごとご依頼いただきました。
ちなみにアイネックスは設計事務所ではありませんので、プラン・設計に関しては無償で行わせていただきます。

お客さまのリフォームのこだわり・ご要望

・家の中のカビ臭さを一掃したい
・お風呂は現状もユニットバスだが、最近のモデルに交換したい
・キッチンや洗面台、洗濯機置き場など水回り住宅設備をリフォーム費用をかけないで充実させたい
・2つの和室を洋室にして、入居者に好まれるような内装にしたい
・階段もかなり古めかしいので、見栄えがいいようにリフォームしたい
・開き戸や収納など建具を最新のデザインにしたい
・賃貸住宅なので床材は、貼り替えや掃除などメンテナンス性の良い材料を使いたい
・屋根が一部雨漏りしているうえ、何十年も手入れしてないので外壁と合わせてメンテナンス塗装したい

キッチン、洗面台、洗濯機置き場など水回りリフォーム~低コストで充実

リフォーム前:1階平面図 リフォームプラン

リフォームプラン概要

一つの空間にして、LDKとユーティリティースペースを設けます。
このプランのリフォームポイントは、リビングからユーティリティースペースを出来るだけ見えないようにすることです。

LDKとユーティリティースペースを間仕切りることも可能ですが、その場合はリビングからユーティリティースペースに向かって左側に開き戸か引き戸を設置するようになります。
このスペースで入口建具を設置した場合は、ユーティリティーに収納を置く場所がかなり狭くなりますね。
ここは利便性を取って、間仕切らないのがベターです。

リフォーム後:LDK

見違えりました。
キッチンの左にユーティリティースペースがありますが、このアングルからではほとんど見えません。

とても広い空間にリフォームされました。
リビング入口の開き戸は、賃貸住宅と言えども採光タイプを使用しました。
この開き戸を採光タイプにするか否かで、内覧の際の第一印象が大幅に変わります。

ユーティリティースペース Before&After

リフォーム前はこのスペースにはいわゆる流し台がありました。
今日の賃貸住宅事情におきましては、入居者は水回り住宅設備には特に重点を置きますので、キッチンは充実させて女性目線で考える必要があります。

リフォーム後のユーティリティースペースもキッチンカラーと同じ白で統一しました。
白が持つ清潔感と空間を広く見せる性質が活きてきます。
ここのリフォームポイントは、できるだけ隠しておきたい洗濯機置き場は必ず奥に設定することです。

キッチンはシルバーとホワイトのコーディネイトで清潔感の中にも高い機能性を感じます。
洗面台は3面鏡タイプ、シャワー水栓、引出2段付と充実した内容です。

    キッチンベースキャビネット部           キッチン吊戸棚部

キッチンのベースキャビネットは全部引出タイプ、ガスコンロの横には調味料用小引出もあり、収納がとても充実しています。
レンジフードは賃貸住宅では一般的なボックス型ではなく、操作部が薄型のデザインフードを使っています。
正面と左の袖壁にはキッチンパネルを貼って、毎日のお掃除がとても楽になっています。

賃貸住宅即時入居のリフォームポイント~玄関を入ったときの第一印象が重要

リフォーム前の階段と廊下 リフォーム前の玄関ドアと下駄箱

玄関を入ってまず目に飛び込んでくるのは、階段と廊下です。
この階段と廊下は内覧を終えた後も良い印象が残るようにリフォームしたいと思います。
玄関は家の顔とも言いますからね。

リフォーム後

階段はカバー工法で踏板部をリフォームしただけで、巾木や柱などは塗装して、一切交換はしていません。
廊下の床材は、LDKと同じフロアタイルを使っています。
特に賃貸住宅の場合は、フローリングではなく部分的に貼り替えが可能なフロアタイルの方が後々のメンテンス性もよく、リフォーム費用を安く済ませることができるのでお奨めです。

玄関ドアは塗装しましたが、下駄箱や土間のタイルは既存のままです。
何から何までリフォームしてては、予算がいくらあっても足りません。
壊れていたら交換もしくは補修をしないといけませんが、リフォーム後の雰囲気に馴染むようなら、使えるものは再使用することも重要なリフォームポイントです。

        階段中腹部                  2階から撮影

カバー工法で、ここまできれいにリフォームできます。

      リフォーム前:廊下           リフォーム前:トイレ開き戸

トイレの開き戸は、背が低いクロス貼りの開き戸でした。
開き戸の高さは、できるだけ高いドアにしたいですね。

別空間に変身しました。
トイレの開き戸は階段の勾配ギリギリまで高くしてあります。

トイレリフォーム Before&After

今と昔では、便器のフォルムが全然違いますね。

また、床の段差も解消されました。

賃貸住宅即時入居のリフォームポイント~収納量+使いやすさ+デザイン性

     リフォーム前:2階平面図            リフォームプラン

和室は洋室にリフォームするので、その流れで押入は開き扉収納と折れ戸収納に変更します。
いたずらに開き扉と折れ戸を併用しているのではなく、敢えてそのようにしてあります。

     リフォーム前:和室押入            収納リフォームプラン

押入には通常通り引違いの襖戸がありますが、押入の下には階段があり、右半分の下が階段の天井になっているため、襖を開けるとはめに殺しなっています。

この部屋は和室から洋室にリフォームするので、押入をなくしてプラン図面のように、左にクローゼット、右は階段の天井をかわした位置から多目的収納にリフォームします。

リフォーム後洋室2

プラン通りにリフォームは大成功、完璧な洋室になりました。
カラーコーディネイトも素晴らしいと思います。
「洋室にクローゼットがあればいいな」と誰しもが思いますよね。
開き扉の収納の奥行きは約80cmありますので、たっぷり収納できます。

ベランダ出入口リフォーム Before&After

ご覧のようにステップを新設しました。
頑丈に固定してあるので、ベランダへの出はいりがとても安全になりました。
重苦しくならないように、ステップの下は塞いでいません。

ステップを設置しても、部屋の広さは十分確保できています。
素敵な雰囲気になりましたね。

今後雨漏りなどが予想される不要の万物はリフォーム工事の際に撤去

リフォーム前:洋室1

床は市松模様の寄せ木板貼り、壁も大昔に流行った板張りです。
窓越しに雨戸があるのが分かります。

    リフォーム前洋室1窓の外柵         リフォーム前洋室1雨戸戸袋

窓の外には壁付けの柵を取り付けてありますが、スチール製なので錆びてボロボロの状態で、目隠し用に付けてあるアクリル板も半分以上破損しています。
おそらく落下防止用に設置したのでしょうが、窓の高さから考えて必要性には疑問がありますね。
もし転落防止として何かしらの対策を取るなら、部屋うちの窓枠に木製の手摺を設置しておけば問題は解決です。
錆びてボロボロの柵は、雨漏りの原因にもなるので撤去してしまいます。

それと雨戸の戸袋を見てください。
木が朽ちてしまっていますね。
建物に悪影響を及ぼすので、これも撤去します。
九州地方などは台風の時に、飛来するものから窓ガラスを守るために雨戸を設置しますが、東京は防犯のために設置するようになっていますが、この部屋は2階で外部から侵入するような足場になるものもないので必要ないですね。

リフォーム後:洋室1

現代の洋室にリフォームされました。
床はフロアタイルですが、見た目はフローリングとなんら遜色はありませんよ。

浴室のリフォーム

お風呂は少し問題があります。
リフォーム前の既存図面をご覧いただくと、階段を上りきるところに収納があります。
その収納が問題です。

    リフォーム前の階段部収納             リフォーム後

階段を上がりきったところが収納になっていました。 なぜこのような使いにくい場所に収納を造ったのでしょうか、理解に苦しみます。
当然撤去して壁にリフォームしました。

リフォーム前:浴室

へんなところに収納を造ったばかりに、浴室は変形した形になっています。
なおかつ、ハーフタイプ(腰から下)のユニットバスを使っていて、水を受けるパンの上に収納を造ってありました。
解体したら中の木部は完全に腐っていました。
まったく諸々のことが意味不明です!

リフォーム後浴室

1616サイズのユニットバスがきれいに納まりました。
これで水で木部が腐る心配はありませんね。

お客さまは最後まで迷われていましたが、賃貸住宅にもかかわらず浴室暖房乾燥機を設置されました。
仕様がとても高い賃貸住宅だと思います。

階段を上がったところに浴室があります。
画像右は洋室1から見てますが、この賃貸住宅で唯一弱点があるなら脱衣室がないということですね。

さすがにこのスペースでは、脱衣室まで設けるのはできませんでした。
しかし、リフォーム工事が終了する前から入居者を募集して、竣工前には決まったので、リフォーム店としては本当に安心しました。

玄関ドアリフォーム Before&After

明るい玄関ドアになりました。
玄関灯も人感センサー付照明に変えてあります。

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