施工事例

こちら事例の詳細
住宅の種類
戸建住宅
施工先住所
東京都杉並区
工事内容
戸建住宅外壁屋根工事、玄関拡張工事、水回りリフォーム
費用感
800万
工事期間
2ヶ月

リフォーム前:建物外観

■主な工事
外壁屋根塗装
フローリング貼り替え
キッチン交換
ユニットバス交換
洗面台交換
玄関拡張工事~下駄箱新設
大型クローゼット新設
玄関回り~タイル貼り替え、宅配ボックス新設

リフォーム工事概要

S様とは目星をつけている中古住宅を購入するにあたり、外壁の色や素材など外観のデザインを一緒に考えてほしいというご相談から始まり、内覧を共にしたりと購入決定前からのお付き合いになりました。

購入した住宅は、地下がある2階建てです。
特に外観正面にはこだわりをお持ちなのですが、かと言って奇を衒うようなデザインを求めているのではなく、シンプルに清潔感がある色合いの構えにしたいというイメージです。

お客さまのリフォームのこだわり・ご要望

・外壁と屋根を塗り替えたいが、特に玄関側の外観は清潔感があるイメージにしたい
・フローリングは全部明るめのフローリングに貼り替えたい
・浴室、キッチン、洗面台など水回り住宅設備を新しくしたい
・子供が小さいので絶えず目が届くように、対面式キッチンがあるLDKにしたい
・地下に大きいクローゼットがほしい
・現状のユニットバスが狭いように見えるので、できるだけ広くしたい
・洗面脱衣室はもう少し大きい洗面台にして、洗濯機周辺に収納がほしい
・下駄箱の位置や大きさが悪いのか玄関がとても狭いので、できるだけ広い玄関にしたい
・郵便受けが玄関から離れているのが不便なので、使いやすい場所に移動して宅配ボックスもほしい

郵便受けを玄関近くに移動して、宅配ボックスも設置したい

     リフォーム前:正面玄関

ポストは玄関から階段を降りたところにあります。

雨の日は新聞や郵便物の回収に傘が必要になり、これはお客さまが指摘する通り非常に不便です。

玄関前のタイルは盛り上がっていたり、割れていたりで体裁がよくありません。

リフォーム前:1階平面図

リフォームプラン:1階平面図

分かりづらいので、部分的に拡大したのが下の図面です。

玄関を出てすぐ右に宅配ボックスを設置します。
宅配ボックスは荷物を前入れ・前出しタイプで、ポストも一緒になっていて、インターホンの外機もセットできる優れものです。

     リフォーム後:玄関回り

下が宅配ボックス、真ん中がポスト、一番上にインターホンの外機があります。

これで雨に濡れないで、荷物も郵便物も取れるようになりました。

タイルも貼り替えて、このように素敵な玄関になりました。

気兼ねすることなく、お客さまをお迎えできますね。

下駄箱の収納量を増やして、使いやすくて広い玄関にリフォームしたい

      リフォーム前:玄関ホール

下駄箱が玄関の土間を1/3ぐらい占領しているため、玄関が非常に狭くて見るからに使いづらそうです。

玄関土間の面積を少しでも広げようとしてなのか、形状が台形になっていますが、正面から見て縦長になるのであまり意味がありません。

   リフォームプラン:玄関ホール平面図

玄関土間の台形部分に床を造り、土間形状を幅広のスクエアにして、下駄箱は床に置ける範囲の大きさにします。

このサイズの下駄箱では履物を収納しきれないので、玄関を入って右側に下駄箱を増設します。

赤斜線部分にもともとの壁があります。
壁を抜いて下駄箱をはめ込むわけです。

この場合、下駄箱は外部に突き出てることになります。
突き出た部分の下は地面まで延ばさないで、宙に浮いているようにします。
そうすることで土台(基礎)に影響することがないため、リフォーム費用も安くなるうえ、雨仕舞の問題も大幅に軽減されます。

   リフォームイメージ:下駄箱外部

緑斜線のところが新たに増えることになります。

下駄箱を埋め込んだ部分は宙に浮くので、基礎を造る必要もないというのはこのことです。

    リフォームプラン:下駄箱立面図

壁を抜いて新設する下駄箱です。

ベースキャビネットと吊戸棚の間は空けます。

間を空けないで下から上までの1枚扉にもできますが、それではせっかく広くする玄関に圧迫感が出ると思います。

     リフォーム後:玄関ホール

下駄箱を壁に埋め込んであるので、リフォーム前の空間を一切使わずに下駄箱の収納量が増えました。

フローリング貼りの床面積を玄関ドア側に拡張して、玄関の土間面積が小さくなっているにも拘わらず、三和土(たたき)の形をスクエアにしたことで広くなりり、とても使いやすくなりました。

浴室のリフォーム 一回り大きいユニットバスを設置して床をバリアフリーに

   リフォーム前:浴室ユニットバス

リフォーム前の浴室は、1116サイズ(短辺115cm×長辺160cm)のユニットバスで、間口が狭い住宅とはいえ、短辺方向が115cmでは少し狭くてお気の毒です。

リフォーム前の浴室の入口には僅かな段差があり、バリアフリーになっていません。
また、浴室に入ってからも床が下がっています。

戸建住宅においてお風呂の入口がバリアフリーになっていないのは何かしらの理由があるはずなので、問題を解決してバリアフリーにします。

リフォームプラン:1階部分的平面図

事前の現場調査の結果、1216サイズのユニットバスを設置できることが分かりました。

      リフォーム後:浴室

ご覧のようにバリアフリーになりました。

条件的に特に問題なかったので、リフォーム前がバリアフリーになっていなかったのは、施工会社の手抜きか当時はまだバリアフリーに対する意識が低かった時代だったのかもしれません。

アクセントパネルと白のコンストラクトがとても素敵です。

進化した浴槽や化粧棚、水栓はとてもスッキリして、掃除も楽になっています。

ユニットバスの短辺が115cmから120cmと5cm広くなっただけですが、中に入ったときに感じる広さが全く異なります。

特に浴槽の大きさに大きな違いがあります。
疲れを癒すということでは、大きい浴槽はポイントではないでしょうか。

洗面脱衣室はもう少し大きい洗面台にして、洗濯機周辺に収納がほしい

リフォーム前:

リフォーム前は幅75cmの洗面台でしたが、もう少し大きいサイズをご希望されています。

幅90cmの洗面台を設置しようと思いますが、現状の洗面脱衣室の広さで90cmの洗面台を設置したら、洗濯機スペースが非常に狭くなり、将来的にドラム式の洗濯機を置くことができなくなります。

そこで分電盤が付いている壁をLDK側に少し移動するリフォームを行います。

リフォームプラン:1階部分的平面図

壁を45cm移動するだけで、洗面台と洗濯機を並べて置くのではなく、洗濯機スペースが独立して、なおかつ洗濯機の前で作業できるようになります。

次に洗濯機周辺に収納がほしいというご要望もあります。

   リフォームプラン:洗濯機スペース

ドラム式洗濯機を置けるように74cmの洗濯機パンを設置して、図面のように洗濯機回りに収納を造ります。

これならかなりの収納量を期待できます。

この壁に付いている分電盤は洗面台がある壁に移設します。

リフォーム後:洗面脱衣室

3面鏡タイプ幅90cmの3面鏡タイプ洗面台になりました。

分電盤も移設されていて、バスタオルを2枚掛けられるタオル掛けもお客さまのご要望により取り付けました。

プラン通りリフォームされました。

理想の対面式キッチンがあるリビングダイニングにリフォーム

リフォーム前:1階平面図

リフォーム工事の中で奥さまが一番の関心事、キッチンとリビングダイニングです。

   リフォーム前:リビングダイニング

リフォーム前はキッチンが左奥に設置されていました。

このレイアウトは絶対に受け入れられないので、対面式キッチンと狭くてもいいのでリビングダイニングをプランできないかというご要望です。

リフォームプラン:LDK平面図

洗面脱衣室を広くするので、冷蔵庫がある壁は45cmLDK側に移動した位置です。
また、奥さまには食器洗い乾燥機は譲れないというご希望もあります。

その他に台所に必要なものとして、電子レンジやトースターなど家電品を置く場所、食器棚もレイアウトに入れなくてはいけません。
LDKに入って右側に家電収納と冷蔵庫、左に食器棚、そして正面がキッチンというレイアウトです。

スペースを有効に使って、作業動線も使いやすいレイアウトになっています。
冷蔵庫置き場の上にあるエアコンは、テレビの上に移設します。

1m20cmのダイニングテーブルとその中心にペンダントライトを吊るせるように設定、1m50cmまでのソファーを置くことも可能で、理想としていた対面式キッチン+リビングダイニングへのリフォームが出来ることになりました。

リフォーム後:LDK

計画通りのダイニングテーブルとソファーが置けるスペースにリフォームされています。

センターに奥さまが譲れないと言った食器洗い乾燥機が鎮座してます。
背面の食器棚との間隔も狭くなく、ちょうど使いやすい距離です。

圧迫感が出てしまうので吊戸棚を付けなかったため、壁をかき込んでガラスのスパイス棚を造りました。
スパイス棚の中もキッチンパネルを貼ってあるので、お掃除がとても簡単です。

リビングダイニング側から見るとこんな感じです。

奥さまからは大満足との評価をいただきました。

外壁と屋根のリフォーム 玄関側の外観は清潔感があるイメージにしたい

リフォーム前:建物外観

外壁がメルヘンチックで好きではないそうです。
これはデザインとして、窓回りにサイディングを貼ってあることが大きく影響しています。
サイディングを貼った結果、絵でいうところの輪郭を取ることになっています。
これがお客さまがメルヘンチックと感じる原因だと思います。

外壁屋根リフォーム Before&After

メルヘンチックではなくなりました。
窓回りのサイディングを外壁と同じ色で塗装したので、輪郭の影響を最小限に抑えたためです。

塗り壁部分を落ち着いた色に変えました。
サイディング部分は、窓回りと同様外壁の色と同じです。
お客さまも清潔感があるイメージになったとご満足されたようです。

玄関ドア横の外壁も塗り壁になっているのは、下駄箱を組み込むために外壁が広くなったため、増えたところに同じサイディングを貼るよりも塗り壁にした方がリフォーム費用を軽減できるからです。

リフォーム後は2階バルコニー部分だけではなく、1階にも塗り壁が増えましたが、テクスチャーを同じにしたので違和感がなく、一つのデザインになっています。

壁を抜いて下駄箱を設置した部分の壁が、広くなっているのがよく分かります。

新たに下駄箱を設置した部分には基礎がなく、宙に浮いていますね。
これもリフォームコスト削減に大きく貢献しています。

夜の玄関正面ですが、少しイメージが変わったと思いませんか。

リフォーム工事の最後の最後にお客さまから、「やっぱり玄関ドアも新しくしたい」とのご要望がありました。

しかし、これから玄関ドアを交換となると外壁塗装も終わっているので、既存の玄関ドアの内側にリフォーム用のドアをはめ込むことになり、有効寸法がかなり狭くなってしまいます。

それではせっかくリフォームしても使いづらい玄関ドアになりかねないので、引渡し後にダイノックシートを貼ってイメージを変えました。

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