施工事例

こちら事例の詳細
住宅の種類
賃貸マンション
施工先住所
東京都杉並区
工事内容
賃貸マンションのリフォーム
費用感
300万
工事期間
20日

  リフォーム前:お風呂・トイレ・洗面         リフォーム前:キッチン

  リフォーム前:ダイニング・リビング

■主な工事
ユニットバス設置
トイレ・脱衣室新設
洗濯機置き場付き洗面室新設
床・クロス貼り替え
キッチン扉:ダイノックシート貼
建具・下駄箱交換
リビング収納改造
給湯器交換

リフォーム前:平面図

賃貸マンションやアパートも住宅の設計やデザインとまったく同じで、自分が住みたいと思う部屋にすることがとても大切です。

ここに住む人はお風呂に入るときに、どこで脱衣するのでしょうか?
浴室前の玄関廊下? それともキッチンのある部屋?
絶対的なスペースの問題があるので3点ユニット(便器+洗面器+浴槽のユニット)はやむを得ないとしても、脱衣室ではないところで裸になってから浴室に行くことになり、考えられない設計です。

また、この部屋には洗濯機置き場がありませんが、今お住まいの人はどこに洗濯機を置いているのでしょうか?
まるで近くのコインランドリーを利用してください、と言っているような設計です。

    リフォーム前:リビング北東側        リフォーム前:リビング北西側

リビングをバルコニー側から見た画像です。
両側に大きな梁が走っていますが、どちらも構造上の梁ではなく、排気ダクトを配管するためだけの造作梁型です。

リビングをバルコニー側から見た画像です。
両側に大きな梁が走っていますが、どちらも構造上の梁ではなく、排気ダクトを配管するためだけの造作梁型です。

リフォーム前:玄関

玄関の三和土(たたき)も少し狭いですね。
賃貸マンションの内見のときに、最初に目に付くところなので、三和土は出来るだけ広くしたいものです。

玄関廊下からダイニングに入る床には、50mmもある開き戸の下枠があります。
つま先でもぶつけたら痛いし、とても安全歩行とは言えず、これも住む人に寄り添ってない設計です。

また、リフォーム前平面図を見ていただくと、ダイニングよりリビングの床が15mm高くなっています。
この段差も解消したいですね。

     リフォーム前:分電盤

玄関ドアの上には、かなり旧式の分電盤があります。 

古い分電盤が原因による火災もよくあることなので、注意したいですね。

スペースが限られていてもリフォーム費用さえかければ、大抵のの問題は解消されますが、絶えず空室不安を抱える賃貸マンション・アパートの所有者にはそうはいかないことでしょう。

工事費用を抑えて、住む人に快適に暮らしてもらう、そんなリフォームプランをアイネックスは提案させていただきます。

杉並区西荻窪賃貸マンションオーナーのリフォームのこだわり・ご要望

・居住者が生活しやすい賃貸マンションにしたい
・お風呂、洗面、トイレを新しくして、清潔感がある水回りにしたい
・キッチンをきれいにしたい
・できるだけ床をフラットに、バリアフリーにしたい
・内装が古めかしいので現代風のインテリア・色合いにしたい

リフォームプラン:平面図

リフォームプラン概要

お客さまも絶対不可能だと思っていたそうですが、浴室、トイレ、洗面室が完全に独立したプランです。
洗面室には洗濯機置き場も装備して、普通に、快適に、生活ができるようにします。
また、お風呂の前室になるトイレは少し広くして、脱衣室も兼ねるようにします。

洗面室を新設するので冷蔵庫がキッチンから離れますが、生活しやすくなる方のメリットが断然大きいです。
キッチン横の大きな収納を撤去して、ここを冷蔵庫置き場とちょっとした食器棚でも置けるようにもリフォームできますが、ここは予算もあるのでマンションオーナー判断になります。

キッチンは移動もしないでそのまま再使用しますが、性能が衰えたというレンジフードだけは交換して、キッチン扉はダイノックシートを貼って美装リフォームをします。

一つ問題点があり、浴室の換気扇排気ダクトが東西の梁を貫通してバルコニー側に配管されていることで、このリフォームプランでは浴室とトイレに換気扇が必要という点です。

リフォームプラン:浴室・トイレ換気扇排気ダクト

既存の浴室換気扇排気ダクト配管用の貫通穴は、浴室⇔トイレの間の梁と、リビング⇔バルコニーの外壁にそれぞれ1ヶ所しかありません。

そこでトイレに2室換気扇本体を、浴室には吸気口を設置して、2室の換気を行います。

  リフォームプラン:トイレ脱衣室断面図

トイレ・脱衣室の断面はこのようになります。

棚を2段に付けますが、下はトイレットペーパーなど、上はバスタオルや脱衣を置くための棚です。

少し狭いですが、これで脱衣室がない、洗濯機置き場がない賃貸マンションではなくなります。

  リフォームプラン:リビング押入断面図

リビング収納の建具は、3枚連動引き戸が兼用します。

収納内部は奥が可動棚になっていて、手前にハンガーパイプを取り付けます。

可動棚は下まで付けないで、蒲団をしまえるようにします。

住む人が快適に暮らせる賃貸マンション 使いやすい水回りリフォーム

    リフォーム後:トイレ・脱衣室

リフォーム前は浴室+洗面+トイレの3点ユニットでしたが、まずトイレが独立しました。

計画通りに棚板が設置されています。
下の棚は奥行を浅くしてありトイレットペーパーなどを、上は奥行がしっかり40cmあり、バスタオルや脱衣などを置く棚としてプランしました。

2室換気扇も計画通りの位置に納まっています。

トイレットペーパーホルダーはシングルとそれほど値差がないので、2連式トイレットペーパーホルダーを設置しておくのが居住者には親切です。

トイレと浴室の間のスペースは脱衣室にあたるため、タオル掛けはバスタオルも掛けられるように大きいサイズを使いました。

   リフォーム後:浴室ユニットバス

これで浴室も独立しました。

今後はシャワーの水が便器にかかる心配も不要で、洗面のときに足が濡れることもなくなり、快適にバスタイムを楽しめるようになりました。

天井にあるのは、2室換気の吸気口です。

    リフォーム後:洗面室 洗面台       リフォーム後:洗面室 洗濯機置き場

洗面室も独立して、洗面台の横に洗濯機置き場も完備されました。
洗面台はシャワー水栓にして、低コストで付加価値を上げました。

洗面台と洗濯機パンの位置を反対にした方がいいのではとお客さまから指摘がありましたが、洗面台を入口側にした場合、洗濯機を洗濯機置き場まで搬入できなくなる可能性があります。

   リフォーム後:フロアタイル貼り分け

手前は洗面室で、玄関廊下を挟んで向かいがトイレ・脱衣室です。

床材は全部フロアタイルを使いましたが、居室と廊下はフローリング調、洗面室とトイレ・脱衣室は大理石調にしてインテリア性を高めました。

排水管の勾配の関係でトイレ・脱衣室だけ床が上がりましたが、それでもリフォーム前より2cm低くしてあります。

流行りのインテリア、床の段差を解消してバリアフリー

   リフォーム後:玄関から見た室内

玄関廊下からバルコニーに出るまで、床がフラットにバリアフリーになりました。

これで室内の安全歩行が確保されて、水回り設備の独立に加え、住む人が快適に暮らせるようになりました。

玄関・三和土リフォーム Before&After

分電盤も最新のタイプに交換して、分電盤の老朽化による火災の心配もなくなりました。
三和土のシートも貼り替えて、玄関がとても明るくなりました。

リフォーム後:玄関・廊下

リフォーム後のインテリアの基調は、ウォールナットとホワイトのコンストラクトです。
玄関に入ったときの第一印象に明るいイメージが欲しかったので、ダイニング入口の開き戸は採光タイプを使いました。

キッチンリフォーム Before&After

キッチンはまったく位置も変えないで、機能が衰えたレンジフードを交換して、あとは既存キッチンを美装リフォームを行いました。

リフォーム前のキッチン扉はベージュ系でした。
取手を交換して、扉はライトグレーのダイノックシートを貼って、キッチンが見違えりました。

低コストで費用対効果の高い、コストパフォーマンスがいいキッチンリフォームと言えます。

ダイニング北側リフォーム Before&After

正面の収納部分がトイレになりました。
東西の梁は玄関廊下側に入ったので、ダイニングの入口回りがとてもスッキリしました。

リフォーム後:ダイニング・リビング

リフォーム前はリビングの床がダイニングより15㎜高くなってましたが、3枚連動引き戸の敷居があるだけになりました。
敷居の高さは5mmで、規定で5mm以下はバリアフリーとされています。

リフォーム後:3枚連動引き戸 ダイニング側   リフォーム後:3枚連動引き戸 リビング側

リビング側の左の引き戸は、押入の建具も兼用しています。

     リフォーム後:リビング

3枚連動引き戸を全部押入側に引き込みました。

リフォーム前はバラバラでしたが、一体感があるダイニング&リビングになりました。

押入を使用するときは、こんな感じになります。

梁の下にピクチャーレールも取り付けました。

    リフォーム後:リビング押入

奥は可動棚収納、手前はクローゼット、下は蒲団がしまえる奥行があります。

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