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キッチンリフォーム キッチンの壁はタイルとキッチンパネル、どちらがいいか?
キッチンの壁の仕上げについてのご相談は、今まで何度もいただきましたし、実際タイルもキッチンパネルも相当な数の現場を経験させていただきました。
しかし、キッチン壁をタイルにするか、キッチンパネルにするかは、的確な回答は難しいです。
そのご家庭でよくする料理によっても変わってきますし、また好みの問題も強く表われる部分ですからね。
それにキッチンの壁面積が広ければ広いほど、台所の雰囲気が変わるぐらい大きく影響してきます。
タイルとキッチンパネルのそれぞれのメリット・デメリットをご案内しますので、ご参考にしていただければと思います。
タイル
■メリット
最大の特徴は高級感があります。
またタイルには、カントリー調やアーバン調、レトロ調、花柄などデザイン性のあるものから、無地、グラデーションタイプ、モザイクタイル等々種類が豊富です。
いろんなタイルの組み合わせにより、凝ったデザインにしたり、オリジナリティーを演出することができるのがタイルの特徴です。
■デメリット
キッチンパネルに比べるとコストが割高になります。
タイルの場合はクラック防止のため、タイルとタイルの間を2~4mm離して貼りますので、タイル目地を取らなくてはいけません。
タイル自体は、耐熱性もあり油汚れにも強い材質なのですが、タイル目地に使用するモルタルが汚れやすい性質を持ってます。
モルタルは、コンクリートと同様水和反応により硬化する物質のため吸水性があります。
汚れを含んだ水分がタイル目地に含浸した場合、きれいに除去するのは非常に困難です。
そこに油が付着したら、なおさら汚れは落ちにくくなります。
キッチンパネル
■メリット
第一に、タイルと比べてコストが割安になります。
比較するタイルにもよりますが、一般的なタイルなら、1/2 ~ 1/3 ぐらいのコストで済みます。
第二に、メンテナンスが楽です。
タイルのように目地を取る必要がなく、汚れる部分はキッチンパネル自体なので掃除は簡単です。
■デメリット
油汚れを掃除しやすくしているため、キッチンパネルの表面はツルッとした仕上がりになってます。
また、どうしてもキッチンパネルの性質上、無機質な仕上がりになることは否めません。
キッチンメーカーが揃えているバリエーションは、多くて10~15種類ぐらいなので、選択範囲も限られてしまいます。
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