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高齢者のいるご家庭が浴室をリフォームする場合の注意点

「高齢者と生活していて浴室をリフォームしたいのですが、どんなことに注意すればいいですか?」というご相談がよくあります。
アイネックスには福祉住環境コーディネーターの資格を持っている専門の担当者がいます。

高齢者のための浴室のリフォームでまず考えなくてはいけないのは、高齢者の入浴をサポートする手摺の取付や浴室の入口に段差をつけないでバリアフリーにするということです。
しかし、手摺取付やバリアフリーと同じぐらい重要なことがあります。

入浴時は温度差が激しいため、脳卒中を起こしやすいことをご存じですか?
脱衣場、浴室の洗い場、浴槽の温度変化に加えて、湯船内の水圧の影響や入浴中の体温上昇に伴う発汗による脱水症状が起きます。

耳にされた方も多いと思いますがヒートショックという現象で、結果として、血圧が急に上がったりして、脳卒中が起きやすくなります。

ヒートショックは脳卒中や心筋梗塞を発症する原因となっており、ヒートショックが原因で亡くなる高齢者の数は交通事故死亡者の数より多く、年間数千人の高齢者がヒートショックを原因として亡くなっていることがわかります。

入浴は脱衣室から始まり、脱衣室で終わります。
血圧の変動も同じことが言えます。
脱衣室が寒いと入浴で暖まった体温が急激に低下するので、オイルヒーターなどで暖かくしておくことが大事です。

しかし、いくら脱衣室を暖かくしても肝心の浴室が寒いのでは万全ではないです。
特に在来の浴室の床はタイル仕上げが多いので、足の裏から冷やされてより強いストレスを感じますので要注意です。

浴室に入る10分~15分前にシャワーでお湯を出して、床面を温めるのと同時に水蒸気で浴室を温めておくのもよい方法です。

脱衣室から浴室まで暖かな空間を作る機能を備えるのも方法の一つです。

   浴室暖房乾燥機         脱衣室暖房機

浴室暖房乾燥機と脱衣室暖房機とのセットなら、脱衣から入浴まで暖かさが続きます。

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