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生活動線改善リフォーム 収納を使いやすくするため開き戸を引き戸に変更 その1
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生活動線改善リフォーム 収納を使いやすくするため開き戸を引き戸に変更 その1

     リフォーム前:平面図

洗面室は内開きの開き戸のため、収納(リネン庫)の扉と干渉して非常に使い勝手が悪いので、引き戸に変更するリフォームです。

     リフォーム前:洗面室入口

左の壁を引き戸を引き込む控え壁に変更するので、この洗面台は一旦外して再設置しなくてはいけません。

また、左の壁にあるスイッチ(洗面室照明)とコンセントは移設する必要があります。

リフォームプラン:平面図

洗面脱衣室の入口を開き戸から引き戸に変更するプランです。
引き戸を引き込むスペースも確保しなくてはいけないので、開き戸に比べ必要とする距離が開き戸の倍以上になります。

スイッチは廊下側に、コンセントは洗面のミラーキャビネットの中に移設します。

また、

また、開き戸を引き戸に変更する際、有効開口寸法が狭くなる可能性が高いです。
そのため、開口有効寸法を明確にして(今回は68cm)、確認しておいてもらわないと、購入したもののドラム式洗濯機が搬入できない、ということになりかねません。

現状開き戸がある壁の厚さが通常より薄い60
mmで、引き戸に変更する場合は最低でも70mmの壁厚を必要とします。

ここで問題が2つあります。
1つ目は、ミラーキャビネットを含めて洗面台をできるだけ右に寄せて、壁厚70mmを確保したいのですが、さてそれが可能かということです。

     リフォーム前:洗面台納まり

洗面台の左側にコーキングがあり、幅がなんと15mmもあります。

15mmのコーキングは異常ですよね。
しかし、杜撰な工事が幸いして、1つ目の問題は解決しました。

    リフォーム前:洗面室入口床

2つ目の問題は、床のタイルです。

廊下と洗面室の床が繋がっていて、廊下のタイルがそのまま洗面室に延びています。

既存の開き戸を木枠ごと撤去するので、撤去跡の補修が必要ですし、引き戸を引き込む部分の床も見えてくるので、同じタイルを張らなくては体裁が良くないですよね。

こういったケースでは、同じタイルが流通している可能性はゼロに等しいと考えてプランをしなくてはなりません。

次回はタイルの解決方法を施工シーンの画像とともに見ていただきます。

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