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子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区

リノベーションはプランが重要60~気を衒ったり凝り過ぎるデザインはどんなものか?

アイネックス小池です
子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区」の第2期3階リフォーム工事、Before&Afterの続きです。
■3階リフォーム前平面図
■3階リフォームプラン~平面図
もう少し台所とキッチンを見ていただきます。
リフォーム前:台所と階段踊り場 リフォーム後:台所と階段踊り場

パッと見たときの印象が全く違いますね。
リフォーム前のキッチンは凝り過ぎた感があります。
私もこの仕事をして長くなりましたが、27年前はまだメーカーのシステムキッチンは発展途上の段階で、そのため造作家具でシステムキッチンを導入する事例をたくさん見ました。
当時キッチンの設計に関しては、多くの設計士さんが不得手としていました。
そのためキッチンは造作家具業者にプラン・設計図面ごと無料でやらせて、あたかも自分で描いたように基本設計図書に製本していたのです。
造作家具業者のほうは無料と言っても日常業務の一環なので、それで売り上げが確実になるわけですから、設計事務所を日参して競い合っていたものです。
造作家具業者としてはキッチンのボリュームが膨らむほど売上金額が嵩むので、このリフォーム前のキッチンのようにキャビネットをたくさん使って、凝ったキッチンになったということです。
レンジフードの左の吊戸棚の下に、奥まって小さい引出が4つありますが、これは砂糖や塩などを入れておく調味料ラックです。
これすらも設計して造作という工程を踏み、ウレタン塗装で仕上げているので、この大きさでも結構な金額になったと思います。
ちなみに造作家具であつらえたキッチンとダイニングの収納は、全部で600万円だったそうです。

リフォーム後の台所は、冷蔵庫を隠している壁がなくなって広々しましたね。
本当に素敵な空間になったと思います。
ごちゃごちゃしていない、シンプルというのはやっぱりいいものですね。
納戸の中からしか使えなかった階段踊り場下のスペースも、開き扉を新設したことで、とても重宝な収納に生まれ変わりました。
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