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水回りのクレームとメンテナンス、耐久性を見直そう
― 快適な暮らしを守るために知っておきたい基礎知識 ―
日々の暮らしの中で最も使用頻度が高い場所の一つが「水回り」です。
トイレやお風呂、キッチン、洗面台など、水を使う設備は生活の質を大きく左右します。
これらの設備は毎日使うからこそ、故障や劣化、思わぬトラブルが発生しやすい場所でもあります。

今回は、水回りにまつわる「クレーム」と「メンテナンス」「耐久性」という観点から、トラブルを未然に防ぎ、快適な住環境を保つためのポイントをご紹介します。
水回りでよくあるクレームとは?
水回りの設備に関するクレームは、施工ミスや設計の不備、日常的なメンテナンスの不十分さが原因で起こることが少なくありません。
以下に代表的なクレーム内容を紹介します。

1.トイレのトラブル
水漏れ
便器の根元やタンクからの水漏れは、床材や下階への漏水被害につながる深刻な問題です。パッキンの劣化や配管のゆるみ、タンクの故障が原因です。
詰まり
トイレットペーパーの過剰使用や異物混入による詰まりが頻発する場合、配管設計や勾配の問題も疑われます。
2.お風呂のクレーム
排水の遅れ
髪の毛や石鹸カスが溜まることで排水口が詰まり、使うたびに不快感を覚えることがあります。
カビの発生
湿度が高いため、換気が不十分だと壁や目地にカビが発生しやすくなります。タイルやコーキング材の劣化も要因の一つです。
3.キッチンの問題
蛇口からの水漏れ
パッキンやカートリッジの摩耗によって起きることが多く、放置すると水道代の増加やカビの発生の原因になります。
シンク下の水漏れ
排水ホースの劣化や接続不良による水漏れは、収納内にカビや悪臭を発生させる原因になります。
4.洗面所のトラブル
排水口の臭い
ヘアキャッチャーや配管内の汚れが原因で悪臭が発生します。日常的な掃除が必要です。
鏡の曇りや腐食
湿気が溜まりやすいため、鏡の裏が黒くなる「鏡の腐食」がよく見られます。
クレームを未然に防ぐメンテナンスの重要性
トラブルの多くは、定期的なメンテナンスを行うことで防ぐことができます。
以下のような基本的なケアを習慣にすることで、水回りの寿命を延ばし、突然の修理費用を抑えることができます。

定期チェックと掃除
トイレ
月に一度はタンクや配管まわりを目視で点検し、水漏れの有無を確認しましょう。
お風呂
排水口は毎週掃除し、換気扇のフィルターは月に一度の清掃を。カビ防止スプレーの使用も効果的です。
キッチン
シンクの排水トラップは定期的に外して洗浄を。油を直接流すのは厳禁です。
洗面所
排水口のネットに溜まった髪の毛はこまめに取り除きましょう。洗面台下の収納スペースも定期的に開けて湿気を逃がす工夫が必要です。
消耗品の交換
パッキン・カートリッジ
ゴム製のパッキンや混合水栓のカートリッジは5~10年が寿命とされています。水漏れが出たら早めに交換を。
シーリング材
浴室や洗面のコーキングが黒ずんできたら交換時期です。放置すると水が内部に染み込み、腐食やカビの温床になります。
設備の耐久性と交換の目安
水回り設備は永遠に使えるものではありません。
定期的なメンテナンスで寿命を延ばすことはできますが、一定期間を過ぎれば交換が必要です。


ポイント
10年以上使用している場合、不具合がなくても点検・交換の検討を始めるのが理想です。
経年劣化によるトラブルは突然起きることが多く、特に水漏れは修理費用以上の被害を出すことがあります。
まとめ:水回りは「壊れる前に手を打つ」が基本!
水回りは、使い勝手や衛生面だけでなく、建物全体の寿命にも関わる重要なポイントです。
クレームが発生する前に、メンテナンスを習慣化し、耐久性を理解したうえで計画的に交換や修理を行いましょう。
住宅の中でも「使う頻度が高い=劣化しやすい」この原則を意識することで、突然のトラブルや高額な修理費用を避け、快適で清潔な生活空間を長く保つことができます。
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