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リフォームにおける「動線」と「使いやすさ」を重視したプランづくりのポイント
リフォームを成功させる最大のポイントは「見た目の良さ」ではありません。
毎日の動きやすさ、家事のしやすさ、ストレスの少なさといった“暮らしの質”を大きく左右する 「動線」と「使いやすさ」 こそが、住まいづくりの核心です。

どれだけおしゃれな空間でも、動きづらく家事がスムーズに進まなければ住まいへの満足度は上がりません。
この記事では、リフォームで動線を見直す重要性と、実際のプランづくりに役立つポイントを具体例とともに解説します。
動線とは何か?
動線とは、住まいの中で人が移動するルートのこと。
例えば以下のようなルートが「動線」です。
✅家事動線(料理→配膳→洗濯→干す → しまう など)
✅生活動線(玄関→リビング→水まわり→寝室)
✅来客動線(玄関→リビング・客間)
✅回遊動線(行き止まりがなく一周できる動線)
動線がスムーズだと「移動距離が短くなる」「イライラが減る」「片付けやすい」「家族の衝突が減る」など、多くのメリットを得られます。
動線がスムーズだと「移動距離が短くなる」「イライラが減る」「片付けやすい」「家族の衝突が減る」など、多くのメリットを得られます。
リフォームでは間取り変更を伴うことが多いため、 今の動線の“不便さ”を洗い出し、改善できる絶好の機会 でもあります。
失敗例③:値引きの大きさに惑わされてしまう
浴室リフォームでは、「30万円値引き」「工事費半額」などの表記を見ると得した気分になります。
しかし実際は…
✅最初の見積りが高すぎるだけ
✅不要なオプションが含まれている
✅基本工事を削って安く見せている
というように、値引きの大きさが工事の質を保証するわけではありません。
値引き交渉に強く後押しされて即決したものの、工事後の対応が悪い・仕上がりが雑など、後悔につながる例が多数あります。
動線を改善するリフォームの基本ステップ
① まず“現状の困りごと”を整理する
✅洗濯物を干す場所が遠く、移動が面倒
✅キッチンからダイニングまでの動きがしにくい
✅朝の支度時に洗面所が混雑する
✅玄関が狭く、靴が散らかりやすい
こうした日常のストレスは、動線見直しで大きく解消できます。
② 家族全体の生活パターンを把握する
✅何時に誰がどこにいることが多いか
✅家事は誰がどの順序でおこなうか
✅子ども・高齢者の移動で危険や不便はないか
生活スタイルを踏まえた動線設計が、使いやすさを左右します。
③「優先順位」をつけてリフォームを考える
すべての動線を完璧にするのは難しいため、何を最も改善したいか を明確にすることが重要です。
エリア別:動線と使いやすさを重視したリフォームポイント
▼ 1)キッチンの動線
キッチンは「家事動線の中心」。動線改善の効果が最も高い場所です。
使いやすくするポイント
✅冷蔵庫 → 調理台 → コンロの“三角動線”がスムーズか
✅配膳しやすい位置にダイニングを配置
✅回遊できるアイランドキッチンで混雑回避
✅パントリーを近くに設置して出し入れを短縮
さらに、食洗機やゴミ箱の位置も動線に大きく影響します。
「扉の開閉で邪魔にならないか」「料理しながら手を伸ばせるか」など細かなポイントも重要です。
▼ 2)洗面室・脱衣室の動線
朝の支度や洗濯が集中するエリア。混雑を避ける配置が大切です。
改善アイデア
✅洗面台と脱衣室を分けて、来客時でも使いやすく
✅洗濯 → 干す → たたむ → しまう を1か所で完結させる「ランドリールーム」
✅可動棚で家族の身支度用品を分けて収納
✅洗面→トイレ→浴室が一直線にまとまる“水まわり集約”で移動を短縮
特にランドリールームは近年人気で「洗濯物を運ぶ距離が減った」「夜でも干せる」と好評のリフォームです。
▼ 3)玄関・収納動線
玄関は家全体の印象と使いやすさに直結します。
ポイント
✅玄関→シューズクローク→リビングへの“直行動線”
✅帰宅後すぐに外套やバッグを置ける収納
✅ベビーカー、スポーツ用品をしまえる土間収納
✅帰宅後の動線を短縮する「ただいま動線」
玄関周りは生活のストレスを大きく左右するため、収納と動線の両方をセットで考えると効果的です。
▼ 4)リビング・回遊動線
リビングは家族が集まる中心空間。動線の渋滞が起こりやすい場所でもあります。
改善ポイント
✅キッチン・廊下・水まわりに複数の入口をつくる「回遊動線」
✅家具配置で通路幅を確保
✅子どもの動きに配慮した“行き止まりのないレイアウト”
✅ワークスペースや収納を生活動線の邪魔にならない位置に配置
リビングがすっきりすると、家全体の使いやすさが一気に向上します。
動線良化で得られるメリット
✅1.家事時間の短縮(毎日数分の短縮が年間では大きな差に)
✅2.ストレスの減少(混雑・渋滞・無駄な移動が減る)
✅3.家族が協力しやすくなる
✅4.片付けやすく、散らかりにくい家に
✅5.住まいの安全性向上(子ども・高齢者の動きも安心)
動線を整えることは、見た目以上に“暮らしの質”を上げる確かな投資です。
動線を意識したリフォーム成功のコツ
✅施工会社に「動線改善を優先したい」と明確に伝える
✅図面に日常動作を書き込んでシミュレーションする
✅家族全員の意見を聞く(特に家事担当者)
✅収納計画を同時に考える
✅将来の生活(子ども成長・高齢化)も見据える
動線計画はプロの視点も重要ですが、日常を一番知っているのは“住む人”です。
あなたの暮らし方が未来のプランを形作ります。
まとめ~「動線」と「使いやすさ」を重視したリフォームプラン
リフォームにおける「動線」と「使いやすさ」は、見た目のデザイン以上に住まいの価値を左右する最重要ポイントです。
動線を見直すだけで、家事が効率化し、家が片付けやすくなり、暮らしのストレスが驚くほど軽減します。

リフォームを検討しているなら、ぜひ一度、
「今、どこが動きづらいか?」「どう動けたら理想か?」
をじっくり振り返ってみてください。
動線が整った家は、毎日の生活をぐっと快適にしてくれます。
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