マンションリフォーム施工事例
練馬区S邸 Before&AfterⅦ~メーカーサポートが終了したホームオートメーション
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築年数 : 28年 予 算 : 900万
■主な工事 床暖房新設:ダイニング・キッチン・リビング 在来浴室をユニットバスに変更 フローリング貼り替え クロス貼り替え 照明・換気設備(全熱交換器含む)交換 天井埋込空調を壁掛けエアコンに変更 便器2ヶ所、洗面化粧台交換 ウォークインクローゼット新設 キッチン:食洗機・コンロ・レンジフード・水栓交換 |
■リフォーム前平面図
■リフォームプラン:平面図
古いホームオートメーションを撤去して通常の使い方にリフォーム
■ホームオートメーション撤去 リフォーム工事概要
リフォーム前平面図のダイニング(赤枠)にホームオートメーションの集合盤があります。
HALSといって、松下電器の1980年代後半の製品です。
HALSは松下電器産業と松下住設機器が共同で製品製品化したホームオートメーションシステムです。
当時としては非常に画期的で、お家での操作だけではなく、出先からブラインドの開閉や接続機器の操作やセキリティーまでプッシュホン回線の電話で操作できました。
しかし販売当初からかなり問題を耳にした製品で、現在ではサポートも終了しています。
メンテナンスができないのでは意味がないので、ホームオートメーションシステムを廃止して、通常の使い方にリフォームします。
リフォーム前:ダイニング |
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リフォーム後にサブダイニングとして使う部屋の収納の壁にホームオートメーションシステムの集合盤があります。
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リフォーム後:ダイニング C→A方向 |
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ホームオートメーションシステムがきれいになくなってすっきりしました。 残っているのはインターホンだけです。 今回リフォームで埋込空調を全部撤去したので、壁のエアコンは新しく設置したものです。 とにかくメンテナンス性を向上させるために、今後修理費が嵩むような住宅設備は全部一般的な設備に切り換えました。 |
リフォーム後:ダイニング C→A方向 |
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右側の天井になにかあります。 |
雨の日に室内で洗濯物を干せるようにしたい
リフォーム後:室内物干しユニット |
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リフォーム後:室内物干しユニット |
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パナソニックのその名も「ホシ姫サマ」です。
ほとんど活用されていなかった天井スペースを有効に活用した室内物干しシステムです。
壁に付いているのが専用のリモコンです。
洗濯物を干すときには、竿を干しやすい高さまで下げて、使っていないときは天井まで上げることができるので、インテリアに支障をきたすことはありません。
竿は1本用と2本用があり、お客さまのは2本用です。
室内に洗濯物を干すこともあり、
全熱交換器 も新しくすることになりました。
輸入品の洗濯機&乾燥機を国産品に交換
リフォーム前:洗濯機&乾燥機 |
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リフォーム後:洗濯機&乾燥機 |
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リフォーム前平面図の緑のところに、輸入品の洗濯機&乾燥機がセットされていました。
これも今後のメンテナンス性を重視して、国産の洗濯機&乾燥機に交換しました。
洗濯機&乾燥機はお客さまがご用意して、自分で設置して排水を接続するものですが、引渡し前に現場に納品されたこともあり、給水・排水の接続は少し面倒なのでアイネックスでしておきました。
リフォームプラン:新設寝室平面図 |
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寝室の出入口は洋室1の開き戸は撤去して、洋室2の方にすることになりました。 リフォーム前洋室2の左画像を見ていただくと、開き戸は右開きになっていますが、このプランでは使いやすさを考えて左開きになっています。 これは撤去した洋室1の開き戸を木枠ごと移設する予定です。 今回リフォームでは開き戸は工事対象外のため、既存のものを再使用して少しでも使いやすくします。 とても重要なことです。 |
リフォーム後:新規寝室 |
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リフォーム後:新規寝室 |
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リフォーム前の洋室1に当たるところです。
左の壁がなくなって、一部屋になっていることが分かります。
構造の梁があるため、折り上げ天井が2つに分かれています。
デフォルトのものなので致し方がないのですが、少しやかましく感じませんか?
リフォーム後:新規寝室 リフォーム前平面図 M→G |
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リフォーム後:新規寝室 リフォーム前平面図 M→F |
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間仕切り壁がきれいになくなり、天井もフラットに納まっています。
新設の押入の引き戸は敢えて既存の建具とは色を合わせることなく、お客さまが好きな色を選ばれました。
洋室1の開き戸が再使用されていますね。
リフォーム後:新規寝室 |
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リフォーム前の洋室1から洋室2の方向を見ています。 正面に家庭用では一番容量の大きいエアコンを設置しましたが、ドレン管の水を排水する排水管設備がないので、リフォームプラン:新設寝室平面図にあるように柱をふかして、新しくPS(パイプスペース)を設けて庭に排水するようにしました。
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リフォーム後:新規寝室 |
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リフォーム後:新規寝室 |
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しっかり押入の奥行が確保されていますね。
マンションは柱や梁があるので、どうしてもこの画像のような雰囲気になりがちですね。
シンプラなデザインのシーリングライトにリフォーム
リフォーム後:浴室ユニットバス |
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リフォーム後:浴室ユニットバス |
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風呂フタは壁のフックに納めるようになっています。
これは今では当たり前になりましたが、風呂フタフックがない時代は風呂フタの置き場所に困ったものです。
ワンちゃんの足を洗いやすいように洗面化粧台の洗面ボウルは片寄せにする
リフォーム前:玄関シーリングライト |
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リフォーム前の玄関照明は画像では分かりづらいですが、灯具の中にまで金色が使われいます。 |
リフォーム後:玄関照明 |
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白熱球50W相当のLEDダウンライトを4つ、ひし形にデザインしてみました。 これは、お客さまにとても喜んでいただきました。 |
同じぐらいの照度なのに、LEDダウンライトはとても明るいですね。
リフォーム前:廊下照明 D→B方向 |
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リフォーム後:廊下照明 D→B方向 |
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リフォーム工事におきまして照明計画は非常に大切なことです。
リフォーム工事が始まってから考えるのではなく、必ず工事前にプランは固めておいてください。
リフォーム後:洗面化粧台 |
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リフォーム後:洗面化粧台 |
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カウンターには結構なスペースが確保できました。
こんなに広いので、ワンちゃんの足も洗いやすいでしょうね。
■リフォームプラン:ウォークインクローゼット平面図
■リフォームプラン:ウォークインクローゼット立面図C方向
ウォークインクローゼットに入って左手に引出×2+ハンガーパイプと枕棚が2セット、右手にハンガーパイプと枕棚が2セットというプランです。
■リフォームプラン:ウォークインクローゼット立面図A方向
リフォーム後:ウォークインクローゼット |
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入って奥の天井に換気扇がありますが、これはデフォルトのものではなく今回リフォームで新設しました。 設備工事が可能でしたら、ウォークインクローゼットには衣類の保管のために換気扇があれば最高です。 リフォーム前この部屋にはミニキッチンとユニットバスがあり、天井には2本の排気ダクトが走っていました。 先ほどの結果功を奏したと申し上げたのはこのことです。 戸建住宅と違いマンションのリフォームで、新たに換気扇用の排気ダクトを配管することは、かなりの確率で不可能なことです。 |
リフォーム後:ウォークインクローゼット |
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入って右側には、ハンガーパイプ+枕棚が2セットありますね。 |
リフォーム後:ウォークインクローゼット |
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入って左側は、ご覧の収納が通路を隔てて2セットあります。 |
リフォーム後:ウォークインクローゼット |
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リフォーム後:ウォークインクローゼット |
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通路の先のセンターに姿見を配置して、右側は全体が長い丈対応のクローゼットになっています。
枕棚から垂れ下がっているのは、ここにLAN配線の取り込み口があり、取り込んだ後各部屋に配線されてあります。
リフォーム後:ウォークインクローゼット |
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少しのスペースも無駄にせずに、ここに可動棚収納があるのはとても嬉しいですね。 |
リフォーム後:ウォークインクローゼット |
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リフォーム後:ウォークインクローゼット |
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ウォークインクローゼットの奥から入口の方を見ています。
このスペースにも換気扇を設置したので、衣類にもとてもやさしいウォークインクローゼットになりました。
リフォーム前:レンジフード |
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リフォーム後:レンジフード |
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リフォーム後:キッチンパネル |
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リフォーム後:キッチンパネル |
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リフォーム前:台所シーリングライト |
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リフォーム後:台所ダウンライト |
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床のシートやクロスを貼り替えて、照明もLEDダウンライトに変えたのでとても明るい台所にリフォームされました。
台所とダイニングの間の壁に大きい開口部がほしい
■リフォームプラン図面:ダイニング⇔台所 壁開口
開口寸法は約40cm×180cmです。
リフォーム後:ダイニング⇔台所 壁 |
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このくらいの開口部でも十分キッチンからダイニングの様子が覗えます。 フローリングはとても上品で素敵な色をチョイスされました。 使用したフローリングは、パナソニック:ベリティスSE耐熱フローリングのウォッシュドオーク柄です。 |
リフォーム前:ダイニング |
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リフォーム前のダイニングです。 以前の住人は、リビングとして使っていた部屋です。 |
当然見えませんが、フローリングの下には広い範囲で床暖房を敷設してあります。
お客さまのご要望により、ダイニングには2m40cmのカウンターを設置しました。
ここに椅子を入れて使用するそうですが、たまにワンちゃんのトリミングをこの上でするそうです。
リフォーム後:ダイニング |
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きれいに開口部が出来上がっています。 キッチンの吊戸棚の関係で開口部の高さはこれが限界のため、少し低いようにも感じますが、奥さまには大変喜んでいただきました。 |
■リフォーム前の様子
リフォーム前トイレK |
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リフォーム前トイレL |
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トイレは2ヶ所とも便器を交換して、床のシートとクロスを貼り替えます。
ゴールドのペーパーホルダーとタオル掛けは全くいただけないということで、シンプルなデザインのものに交換します。
リフォーム前洋室1:図面FからM方向 |
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リフォーム前洋室1:図面MからF方向 |
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(画像左)向かって左の壁を撤去して洋室2と繋げて1部屋にします。
リフォーム後は寝室としてご使用になる予定です。
(画像右)正面の収納は奥行60cmのクローゼットです。
この部分を奥行85cmの一般的なサイズの押入にリフォームします。
リフォーム前洋室2:図面Gから室内 |
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リフォーム前廊下:図面GからD方向 |
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全居室の天井が折り上げ天井になっています。
L型のもう一方の廊下です。
廊下だけで18mもあります。
リフォーム前寝室:ミニキッチン |
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リフォーム前寝室:図面Hから納戸方向 |
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寝室にはミニキッチンを装備、ここにもバブルの跡が...。
寝室の奥には納戸があり、納戸の手前にはユニットバスがあります。
贅沢な造りですね。
リフォーム寝室:浴室 |
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リフォーム寝室:ユニットバス |
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寝室のユニットバスですが、浴槽は撤去してあって、どうやら収納として使用していたようです。
この寝室をリビングにリフォームして、ミニキッチン、ユニットバス、納戸は全部一緒にしてウォークインクローゼットにする予定です。
浴室は浴室暖房乾燥機を設置、上品なアクセントパネル、できればバリアフリーにしたい
泡で洗浄してくれる便器を設置、アクセントクロスを使ってトイレを素敵な空間に
たっぷりの泡のパワーでしっかり洗う |
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流すたびに「2種類の泡」と「パワフルな水流」でしっかりお掃除をします。 見るからに強力そうですが、細かい泡が便器内をめぐり、お掃除します。 市販の台所用合成洗剤(中性)を使用し、使用量は3ヶ月で約250mLと少量です。 |
勢いよく旋回しながら、まんべんなくきれいに |
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水流を制御するパナソニック独自の形状で、ぐるりと洗うスパイラル洗浄が高い洗浄力を発揮します。 |
■便座のカラーも選べます(+15,000円)
リネンを収納するスペースがないので、洗面台を小さくして収納棚を設置したい
リフォーム前洗面台 |
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リフォーム前の洗面台のボウルは左寄せになっています。 右側を洗面台と同じ扉の収納棚にして、リネンなどを収納したいとのご要望です。 |