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マンションリフォームで出来ること・出来ないこと
リフォーム前に知っておきたい基礎知識
マンションを購入したら、「自分好みの内装にしたい」「古くなった水回りを新しくしたい」「間取りを変更して暮らしやすくしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
マンションは、戸建て住宅と比べてリフォームの自由度が低いと思われがちですが、実際には内装や設備、間取りなど、さまざまなリフォームが可能です。
一方で、マンションには専有部分と共用部分があり、住戸内だからといってすべて自由に変更できるわけではありません。管理規約や使用細則、建物の構造によって、できる工事とできない工事が決まります。
今回は、「マンションリフォームで出来ること・出来ないこと」をテーマに、代表的なリフォーム例や注意点について詳しく解説します。
マンションリフォームで「出来ること」
1.壁紙・床材の変更
マンションリフォームで比較的自由度が高いのが、室内の内装変更です。

壁紙を白からグレーやベージュに変更したり、一部にアクセントクロスを取り入れたりすることで、部屋の雰囲気を大きく変えられます。
床材についても、フローリングやフロアタイル、カーペットなどへの変更が可能なケースがあります。
ただし、マンションでは階下への遮音対策が重要です。管理規約によって床材の遮音等級などが指定されている場合があるため、好きな床材を自由に選べるとは限りません。
「見た目がおしゃれだから」という理由だけで床材を選ぶのではなく、マンションの規約を確認したうえで選ぶことが大切です。
2.キッチンの交換・レイアウト変更
キッチンもマンションリフォームで人気の高い場所です。

古くなったキッチンを最新のシステムキッチンに交換したり、収納量の多いカップボードを追加したりすることができます。
さらに、壁付けキッチンを対面式キッチンに変更するなど、レイアウトを変えるリフォームも可能な場合があります。
ただし、キッチンの位置を大きく移動する場合には注意が必要です。
マンションでは、排水管の勾配や排気ダクト、給排水設備などの関係で、戸建て住宅ほど自由にキッチンを移動できないことがあります。
特に排水管は、適切な勾配を確保しなければ排水不良の原因になるため、希望する位置へ移動できるかどうかを事前に確認する必要があります。
3.浴室・洗面・トイレの交換
浴室や洗面台、トイレなどの水回り設備も、マンションリフォームで交換できる代表的な部分です。

古いユニットバスを最新タイプへ交換することで、掃除のしやすさや断熱性、使い勝手を向上させることができます。
浴室暖房乾燥機や手すり、節水シャワーなどを追加することで、快適性を高めることも可能です。
洗面所では、既製品の洗面化粧台だけでなく、カウンターやボウル、鏡、収納を組み合わせた造作洗面台に変更する方法もあります。
トイレについても、節水型トイレや手洗い器付きのタイプ、収納一体型などへの交換が可能です。
ただし、これらの設備交換についても、配管や管理規約の確認が必要です。
4.収納を増やす
マンションで人気が高いリフォームの一つが収納の充実です。

例えば、
・ウォークインクローゼット
・壁面収納
・玄関収納
・シューズクローク
・パントリー
・ファミリークローゼット
などを新設することで、収納力を大幅に高められます。
特にマンションでは限られた床面積を有効活用することが重要です。
廊下やリビングの一部を収納スペースとして活用したり、デッドスペースに造作収納を設置したりすることで、部屋を広く見せることもできます。
5.間取り変更
マンションでも、間取り変更が可能なケースがあります。

例えば、リビングと隣接する洋室の間仕切り壁を撤去して、広いLDKにするリフォームです。
子どもが独立した後に個室を減らしてリビングを広くしたり、逆にリビングの一部を仕切って仕事部屋をつくったりすることもできます。
ただし、すべての壁を撤去できるわけではありません。
マンションの構造によっては、建物を支える重要な壁や柱が存在します。これらは撤去できないため、間取り変更を希望する場合は、壁の構造を専門家に確認してもらう必要があります。
マンションリフォームで「出来ないこと」

1.共用部分の変更
マンションリフォームで特に重要なのが、「専有部分」と「共用部分」の違いです。
一般的に、住戸の内部は専有部分ですが、建物の構造躯体や共用廊下、エレベーターなどは共用部分です。
例えば、玄関ドアについては室内側を塗装したり、内側の仕上げを変更できる場合がありますが、ドアそのものを勝手に交換することはできないケースがあります。
窓やサッシについても同様です。
「自分の部屋についているものだから自由に交換できる」と考えてしまいがちですが、窓サッシなどは共用部分として扱われることがあります。
そのため、窓を高断熱タイプへ変更したい場合は、管理組合への確認が必要です。
2.建物の構造躯体を壊す
マンションの柱や梁、耐力壁など、建物を支える構造部分を勝手に撤去することはできません。
例えば、「リビングをもっと広くしたいから、この壁を全部取りたい」と思っても、その壁が構造上重要な壁であれば撤去できません。
また、コンクリートの躯体に大きな穴を開けたり、無断で配管や設備を変更したりすることも制限される場合があります。
間取り変更を検討するときは、図面だけで判断せず、専門業者に現地調査を依頼することが大切です。
3.窓・サッシを自由に交換する
マンションでは、窓やサッシが共用部分として扱われるケースがあります。
そのため、戸建て住宅のように「古いサッシだから新しいものに交換しよう」と自由に工事できるとは限りません。
ただし、断熱対策として内窓を設置するリフォームは、管理規約の範囲内で可能なケースがあります。
内窓を設置すれば、既存の窓を残したまま断熱性能を高められるため、マンションの暑さ・寒さ対策としても注目されています。
4.玄関ドアを勝手に交換する
玄関ドアも注意が必要な部分です。
玄関ドアは専有部分と共用部分が複雑に関係しているため、住戸の所有者が自由に交換できないことがあります。
防犯性を高めるために鍵を交換したい場合も、管理規約によって制限されている可能性があります。
玄関ドアや鍵の交換を考えている場合は、まず管理会社や管理組合へ確認しましょう。
5.外壁やベランダを変更する
バルコニーやベランダは、専用使用できる場合でも、共用部分として扱われるのが一般的です。
そのため、床を大幅に変更したり、壁を塗装したり、固定式の設備を設置したりする場合には注意が必要です。
また、避難経路として使用されるバルコニーでは、避難の妨げになる物を置くことが制限されている場合があります。
「自分だけが使っている場所だから大丈夫」と考えず、必ず規約を確認しましょう。
マンションリフォームで特に注意したい「管理規約」
マンションリフォームを成功させるためには、工事内容を決める前に管理規約を確認することが重要です。
マンションによって、リフォームできる範囲や申請方法、使用できる建材、工事可能な時間帯などが異なります。
例えば、
・床材の遮音性能
・工事可能な曜日や時間
・エレベーターの使用方法
・共用部分の養生方法
・工事申請の期限
・近隣住戸への案内
・水回り設備の移動制限
・電気容量に関する制限
などが定められている場合があります。
特に大規模なリフォームでは、管理組合への工事申請や承認が必要になるケースがあるため、早めに確認しておくことをおすすめします。
マンションリフォームは「できる・できない」を事前確認
マンションリフォームでは、「何をしたいか」だけでなく、「どこまで変更できるか」を最初に確認することが重要です。
例えば、「対面キッチンにしたい」「広いLDKにしたい」「窓の断熱性能を高めたい」といった希望があっても、建物の構造や配管、管理規約によって実現できない場合があります。
だからこそ、リフォーム会社に相談するときは、希望するデザインだけでなく、現在の間取り図やマンションの管理規約なども準備しておくとスムーズです。
また、マンションの場合は、工事そのものだけでなく、近隣住戸への配慮も重要です。
マンションリフォームで出来ること・出来ないこと~まとめ
北マンションリフォームでは、壁紙・床・キッチン・浴室・洗面・トイレ・収納・一部の間取り変更など、住戸内部の多くの部分をリフォームできます。
一方で、構造躯体、窓やサッシ、玄関ドア、バルコニー、共用配管などは、自由に変更できない場合があります。
特に重要なのが、「専有部分だから何でも自由にできるわけではない」という点です。
マンションごとに管理規約や使用細則が異なるため、リフォームを始める前には必ず確認しましょう。
「こんなリフォームはできるだろうか?」と迷ったときは、最初から希望を諦める必要はありません。
経験のあるリフォーム会社に現地調査を依頼し、管理規約や建物の構造、配管などを確認してもらうことで、希望に近いプランを見つけられる可能性があります。
マンションならではの制約を理解したうえで、できることとできないことを整理することが、理想の住まいを実現する第一歩です。
デザイン性だけでなく、収納、家事動線、断熱、防音、使い勝手なども含めて計画し、今の暮らしだけでなく将来のライフスタイルにも合ったマンションリフォームを目指しましょう。
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