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照明計画の考え方をリフォーム会社が徹底解説【部屋をオシャレな雰囲気に】
おかげさまで多くのお客様にリフォームの依頼をいただきますが
意外と盲点なのが建築工事の「照明」の重要性です。
ご自身で照明をご用意される方や元々既存で設置されている物を使用される方、工事を依頼される方色々いらっしゃいます。
キッチンの色や床材の色、または間取りから家具の配置等は決めるのですが
照明の使い方によっては現状から大きく雰囲気を変えることが出来ます。
照明は種類や照らし方によって、部屋の雰囲気は大きく変わります。
以下2枚の写真をご覧ください。
いかがでしょうか。
こちらの写真は内装は一切いじらず照明の色だけを変えていますが違う印象を受けませんでしょうか??
白い光からオレンジ色の光に変えるだけで部屋のイメージがガラッと変わります。
左は清潔感がありすっきりしたシンプルな印象。
右は高級感があり温かみのある印象。
このように照明の種類や使い方によって部屋は全く変わります。こちらの部屋ではダウンライトを使用しています。
直天井と二重天井
こちらの部屋ではダウンライトを使用しています。
ダウンライトは壁や天井に埋めこんで使用しますが、新しく天井を作る場合であれば比較的簡単に使えます。
例えば、隣接する部屋をつぶしてリビングを広く使いたいときは、間取りを大きく変える事になります。なので照明の位置も大きく変わることになります。
そういう大掛かりなリフォームの場合つぶした部屋の天井も変えることになるので、
それにあわせて照明の位置を移さないと、外から見た時に配線が見えてしまい美しい外観になりません。以下の写真をご覧ください。
このように天井には直天井と二重天井の二つがあり、直天井の状態からリフォームで照明の位置を変えようとすると
配線も同時に工事することになり、電線が天井の外側に見えてしまい、美しくありません。
そのため、、石膏ボードなどを使用して天井をふさぎ、内側に空間を作ることでその空間内で配線を移動させて外から見えないようにします。
この時の新しい石膏ボードが新しい天井になります。
元々の照明を天井工事をするときにそのままの種類の照明を使いがちですが
せっかく、天井の工事をして照明の位置をかえるなら、ダウンライトをつかったほうが見栄えが良くなりかっこいい内装になります。
またこの時、家具の配置が決まっていればそれに合わせて照明の位置を決めることができるので
最初から照明の位置を考えるつもりでいた方がよりイメージに近い内装にすることができます。
ちなみに分譲マンションだと照明の位置が決まっていることがほとんどですが、リフォームするなら照明のいちはある程度自由に変えられます。
たとえば、テレビや食卓の配置が換われば、その近くに照明が欲しいのだから、そちらに照明の位置を移した方がいいです。
照明の色
ある程度の配置ができたら、どこにどういう色の照明が欲しいか考えるといいです。
キッチンや洗面台は食べ物や化粧の色がわかるように白い色の照明が欲しいし、
リビングなら文字よむときは白い光、リビングでゆったり落ち着きたいときはオレンジ色の光が欲しいです。
照明の色は大きく分けて以下の通りに分かれます。
オレンジ色の電球色、肌色に近い温白色、白い昼白色、青みがかった昼光色に分かれています。
このは物をどう照らしどう見えるかだけでなく、人間の心理状態にも影響を及ぼしているといわれています。
・電球色→オレンジ色で温かみがあり、低刺激の柔らかい光です。心身をリラックスさせてくれて、ゆっくりくつろげる空間を作ってくれます。
・昼白色→太陽に近い自然な白さの光です。雰囲気を明るくしてくれるので、いきいきと活動的にさせる。
・温白色→くつろぎすぎず、暗すぎない。一番自然の色に近い。いきいきとした雰囲気になる。まわりに色がつかないので、化粧や服選びに向いている。
・昼光色→青白くクールやフレッシュな印象を作ってくれる光です。刺激が強く脳を活性化させ集中力を高めることに役立つので勉強部屋仕事部屋に有効です。
照明の切り替え
場面によって使い分けたいところですが、トイレ、洗面、キッチン、は用途が決まっているので選ぶ色は固定でいいです。しかし、リビングや寝室などは勉強することもあればリラックスすることもあれば寝ることもあり、
家の中で一つのことしかしない場所というのは意外とすくないので、各場所に切り替え照明をつけておくと便利です。
最低でも2色切り替えれられるように用意しておくと様々な場面に使用することができます。
このように複数の光の色が欲しいときは、調色切替の照明を使用すると、スイッチ一つで切り替えることができます。
ダウンライトでもこういった機能のものがあるのでお勧めです。
単色のダウンライトと、切り替えできるダウンライトは後者の方が定価で5000円ほど高い傾向(弊社の見積もりなら1台あたり3000円ほどの差にできます)にあります。
家に4つ付けるとしても高額にはならないので、せっかく照明の工事を行うなら切り替え型のダウンライトを取り入れることをおすすめします。
また、直天井から二重天井に変えると最大で20センチくらい天井が下がり、部屋に圧迫感が出ることがあります。しかし、ダウンライトなら薄くて4センチくらいのものもあるので、天井の下げ幅をそれに合わせていけば、圧迫感を軽減できます。
天井工事で部屋が狭く感じるのではないかとの心配をされる方は、そういう工夫の仕方もありますのでご安心ください。
光の強さについてですが光が直接あたるとまぶしい人の場合は下図のように間接照明という選択肢もあります。
間接照明とは、直接光を人に向けるのではなく天井や壁や床などを照らし、反射した光によって間接的に空間を照らす照明のことです。直接照らさないため、柔らかい雰囲気やリラックスできる空間にしてくれます。
なので寝室などの休息する場所に使用するのがオススメです。部屋全体を明るくする役割を果たし、落ち着いた雰囲気をつくります。
単純にダウンライトを当てるよりも意匠性、デザイン性が上がりぐっとおしゃれになっているのではないでしょうか。
このように照明はただ取り付けるだけでなくさまざまな工夫をことに取り入れることにより、大きく部屋の雰囲気を変える事ができるます。
照明の種類や色だけでなく、取り付けかたも重要になってきます。
以下のように天井や壁だけでなくL字型に囲いを付ける、ことで光の当たる角度を変えられます。
いかがでしたでしょうか?
照明を選ぶ際は照明の種類、色、位置、家具との関係性、部屋の目的など複数の観点から検討することになります。
これらをお客様ご自身で最適な選択をしていくのはとても難しいです。
弊社にリフォームを相談していただければお客様に合わせがイメージされている部屋の雰囲気に合わせて、照明も含めたうえで、最適な施工内容をお客様とともに二人三脚で考えていきます。
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