株式会社アイネックス ホーム 使いやすいキッチンの動線 キッチンと背面収納の間が離れすぎると使いづらい

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2階建て住宅のリノベーション 居住空間の動線を考える in 杉並区

使いやすいキッチンの動線 キッチンと背面収納の間が離れすぎると使いづらい

アイネックス小池です

「2階建て住宅のリノベーション 居住空間の動線を考える in 杉並区」の続きです。
■リノベーション前:1階平面図
■リノベーションプラン:1階平面図
前回見ていただいた、背面収納のセンターに冷蔵庫を配置したプランです。
それでは、引き続きプランの変遷を見ていただきます。
■リノベーションプラン:1階平面図
冷蔵庫の位置をシンク側に変えてみました。
シンクと冷蔵庫の関係でいうと、これが一番動線がいいと思います。
一般的な右開きの冷蔵庫でいいので、これも問題が解決します。

しかし、問題があります。
冷蔵庫をここにしてキッチンとの間を80cm確保すると、キッチンがその分リビング側に押しやられ、リビングが狭くなります。
キッチン前のカウンターの位置を見ても、キッチンがリビング側に寄ったのが分かると思います。

また、冷蔵庫とキッチンの間を80cm確保すると、背面収納とキッチンの間が空きすぎて使いづらくなります。
■リノベーションプラン:1階平面図
何が変わったのか分からないですよね。
キッチン背面収納の家電置きカウンターとスライド収納の位置を入れ替えました。
こちらの方はしっくりしますね。

しかし先ほど申し上げた通り、リビングが狭くなり、キッチンパネルと背面収納の間が空きすぎて使いづらいので、冷蔵庫がこの位置のプランはボツにします。
こんな感じで毎回プランニングは試行錯誤を繰り返します。
■リノベーションプラン:1階平面図
ということで、冷蔵庫をキッチン背面収納のセンターに戻しました。
やっぱり、こっちの方がしっくりします。
前の冷蔵庫がセンターのプランとどこが変わったのか、これもまた分かりづらいと思います。

キッチン前のカウンターです。
カウンターの下にもう1枚カウンターを設けて、スライドしてキッチン前に出てくるプランです。
点線のところまで出てくるので、2人腰掛けられます。

しかし、この案もボツです。
カウンターを仕舞ってあるときに、椅子はどこに置くのか?
最初はいいが、そのうちカウンターは出しっ放しになる
のでは?
ということで、プランはあまり小細工はしないに限ります。
■リノベーションイメージ画像:キッチン回り ■リノベーションイメージ画像:キッチン回り


以前に見ていただいたお客さまからのイメージ画像です。
どちらもカウンターの上にペンダントライトを吊るしてありますね。

最近若い世帯のお家では、ペンダントライトを使うのをよく目にします。
ネットで検索するとオシャレな画像は、ペンダントライトを使っているものが多いので、その影響もあるのではないでしょうか。
■リノベーションイメージ画像:リビングダイニングキッチン
お客さまからのイメージ画像を意識した、カウンターの形状になっていますが、あまりいいプランとは言えず、我ながら納得はしていません。

しかし、カウンターを設置することで、これまで手付かずだった、残るだろう2本の構造柱をカモフラージュするヒントが見つかったような気がします。
■透明熱処理ガラス ■カスミ熱処理ガラス ■チェッカーアクリル
■前回進捗状況:LDK北東 ■最新進捗状況:LDK北東
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