株式会社アイネックス 公式ブログ
2階建て住宅のリノベーション 居住空間の動線を考える in 杉並区
リノベーションプラン 着工前の事前構造体調査はアイネックスのためのなで無償工事
アイネックス小池です
「2階建て住宅のリノベーション 居住空間の動線を考える in 杉並区」の続きです。
■リノベーション前:1階平面図
それでは前回おさらいをしたお客さまのご要望を踏まえつつ、プランを進めていきます。
■リノベーションプラン:1階平面図
リノベーションプランニングをするうえで、まずは既存平面図を起こします。
もちろん今回も、既存図作成から作業を開始しました。
現状のキッチンは使いづらいとのことですが、お客さまのリビングダイニングキッチンに対してのご要望から感じることは、現状のキッチンが壁に囲まれて、独立した「台所」となっているのが閉鎖的で、コミュニケーションが取りづらいからではないでしょうか。
そのため、対面式オープンキッチンを望まれているのだろうとの結論に至り、プランを進めることにしました。
お客さまに初回のプランを出す時点では、建物の構造を把握しきってはなく、新築工事の際の図面から想定してプランニングします。
薄くて分かりづらいですが、リノベーションプラン図にある赤丸には既存の柱があり、この柱は構造体のため撤去できないと考えながらプランを進めています。
お客さまが完全にリノベーションを行うと意を決した時点で、構造を調査するために何ヶ所か天井を開けさせてもらいます。
もちろん調査は無償でさせていただきますが、お客さまのためというより、むしろアイネックスのためですけどね。
着工後解体工事が始まり、想定していなかった構造になっていたら、取り返しがつきませんからね。
ちなみにプラン図面の薄いグレーの直線は既存の壁の位置を表しています。
■リノベーション:1階平面図
この2本の柱です。
次に、2階のリノベーション前の図面を見てみましょう。
■リノベーション前:2階平面図
1階と2階の柱(赤)は、まったく同じ通り芯上に在ります。
おそらく構造体を形成している柱と思われます。
リノベーション前の平面図を見ていただくと、〇で囲った柱がありますが、これは「通し柱」といって、一本で土台から軒まで通っている柱を意味します。
通常は建物の四隅など構造上重要な位置に使われる柱で、今回の柱は通し柱ではありませんが、通し柱でなくても構造上撤去できない柱もあります。
多分それに当たります。
■リノベーション前:建物東面 |
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① 桧の縁側をタイル貼りのバルコニーデッキに変えて、下の隙間に落ち葉や砂塵が溜まらないように塞ぎたい。
② 風雨に耐えうるドアを設置して、収納として使いたい。
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■リノベーション前:玄関ドア |
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■リノベーション前:玄関ドア |
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■透明熱処理ガラス |
■カスミ熱処理ガラス |
■チェッカーアクリル |
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■前回進捗状況:LDK北東 |
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■最新進捗状況:LDK北東 |
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