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戸建住宅リノベーション 建築木材の知識~構造用合板とコンパネの違い

アイネックス小池です

「ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区」の続きです。
引き続きリノベ現場の進捗状況をご覧いただきます。
■リノベーションプラン:2階平面図
■リノベーション進捗状況:大工工事
子供部屋をトイレの前から見ています。
手前がウォークインクローゼット、奥が本棚です。

ウォークインクローゼットの枕棚を取り付ける部分と本棚の側面(右側面も同じ)は、プラスターボードではなく構造用合板を使っています。

本棚の側面は可動棚用のダボレール(棚柱)を取り付けるためです。
■リノベーション進捗状況:大工工事
同様にトイレの前から子供部屋を見ています。

天井はローゼット(引掛けシーリング)を取り付けるため、一部分だけベニアを使っています。

構造用合板ではなくベニアを使っているのは、天井に貼ってあるプラスターボードの厚さは9mmで、構造用合板の厚さは12mmなので、面を合わせるために9mmのベニアを使っています。

ちなみに壁に使うプラスターボードは12mmなので、壁には構造用合板を使うことになります。
皆さんもご存知の通り、プラスターボードは石膏でできているのでビスが効きませんよね。
そのためビス打ちが必要なところには、ビスが効いて、なおかつ強度のある構造用合板を使います。

最近はDIYが人気なので、木材に関して詳しい方が多いかと思いますが、構造用合板について少し解説させていただきます。

コンパネと言って、姿かたちが構造用合板に似て非なる合板があります。
コンパネとはコンクリートパネルの略称で、コンクリートの型枠に使われる合板です。
生コンクリートを流し込むため、耐水性が高く、表面の仕上げはラフな分値段はお手頃です。
■コンクリート型枠材
コンパネをコンクリートの型枠材に使う場合は、形成されたコンクリートの表面が粗いので、タイルを貼ったり、塗装で仕上げたります。

これは打ちっ放しコンクリートを形成するときに、型枠材として使うパネコートというコンパネです。
何度か当ブログに登場している材料です。

コンクリートと合板を綺麗に剥離させる目的で開発された合板です。
パネコートの表面はウレタン塗装でコーティングされているので、コンクリートと型枠をきれいに外せるため、コンクリートの表面もきれいに仕上がるという合板です。

アイネックスのホームページ、サイドバナーを見ていただくと一番下に「コンクリート劣化防止撥水材・MCファイン」というバナーがあります。
アイネックスが扱っているコンクリート撥水材で、日本一、世界一の撥水材と自負している優れものです。

コンクリートが大好きで、コンクリートについては相当勉強もしてきました。
もちろん、コンクリート打ちっ放しの建造物も大好きです。

本題の構造用合板の解説は次回にさせていただきますが、コンクリート打ちっ放しの施工事例もありますので、是非ご覧いただければと思います。
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