株式会社アイネックス ホーム デザインの良いトイレの手洗いカウンター vol.Ⅰ

株式会社アイネックス 公式ブログ

デザインの良いトイレの手洗いカウンター vol.Ⅰ

コーキング(シリコン)の太さは1mm~2.5mmが許容範囲

アイネックス小池です

今日は「ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区」をお休みして、トイレの手洗いカウンターのことを。
■トイレ手洗いカウンター
先日ワンコと泊まれる施設に行って来たのですが、この一見なにも問題なさそうなトイレに気になることがありました。

職業がらなのか、嫌ですねー。
■トイレ手洗いカウンター
ベッセルタイプの手洗カウンターで、開き扉の前にはゴミ箱を2つ置いてありました。
■トイレ手洗いカウンター
わたしが気になるのは、カウンターと壁の取り合いに打ってあるコーキングです。
■トイレ手洗いカウンター
幅が1cmもありそうなコーキングをしてあります。
格好悪いと思いませんか?

皆さんはなぜコーキングを打つかご存じですか?

ご想像の通り、カウンターと壁の隙間から水が入らないようにです。
しかしそれは表向きとも言える理由で、施工者側の真の理由は粗(アラ)を隠すためです。
今回のケースで言えば、カウンターを壁と壁の間にピッタリ収めようとすればするほどクリアランスが小さくなり、施工が難しくなります。

そのため壁と壁の有効寸法よりカウンターを小さめにして、逃げを取っています。
その逃げが大きいとコーキングの幅が太くなり、小さいと細くなります。
したがって、良い施工ほどコーキングは細くなり、悪い施工は太くなります。

この手洗いカウンターのコーキングは悪い施工のため、粗を隠すコーキングが1cm近くもあるのです。
しかしこの粗を隠すためのコーキング(シリコン)は樹脂なので、日にも焼けるし、間違いなく汚れます。
汚れないコーキングなどありません。

私が認めるコーキングの太さは1mm~2.5mmです。
■トイレ手洗いカウンター
それにカウンターの右手前をドア枠に干渉するので、角をカットしてあります。
これも収まりが悪く、まことにお粗末で格好が悪いです。

それに開き扉の前にゴミ箱を置いてあるのもデザイン的にはマイナスですね。
批判するのは簡単なので、これを回避する方法を明日書きますね。
リフォームに対してのご要望
■リフォーム前平面図:1階
前の記事 ・・・・・・・・・・・ 次の記事