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ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区

戸建住宅・マンションのリノベーション 給排水管先行配管工事~排水管の勾配基準

アイネックス小池です

「ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区」の続きです。
大半の内装仕上げ材の仕様や外壁と屋根の色が決定しました。
リノベ現場も順調に進んでいますので、進捗状況を見てみましょう。
■1階リノベーションプラン:平面図
■リノベーション進捗状況:給排水設備工事
1階の洗面脱衣室と浴室の先行配管工事が始まっています。
向かって右が外壁側で、外壁に向かって給湯管(オレンジ)が複数延びています。
■リノベーション進捗状況:給排水設備工事
給湯器は親御さんが交換してまだ間がないので(6年)、既存品をそのまま使用しますが、給湯管、給水管、排水管はフルリノベーションにつき全部新しくします。

マンションやアパートなど集合住宅とは異なり戸建住宅の場合は、水漏れに関しては賠償責任もないのでそれほど過敏になる必要はありませんが、給排水管の使用期間が長く、床を壊す工事が発生するのであれば新しくしておくべきでしょうね。
■リノベーション進捗状況:給排水設備工事
この角地が浴室になります。
浴室の給排水管の先行配管工事も順調に進んでいるようです。

矢印間の排水管の長さは約1mあります。
排水管は勾配をつけて設置しますが、これでどれくらいの勾配がついていると思いますか?
排水管は50Aという企画で直径(内径)は50mmです。
排水管の勾配には基準があり、50Aの場合は1/50以上の勾配とされています。
1/50とは、排水管の長さ1mで、1m×1/50=2cmということです。
つまり上流側と下流側で2cmの高低差を設けるということです。

ということは1/50以上なので、この勾配は排水管の左より右の方が2cm以上は高い位置にあることになります。

排水管の必要勾配は管の直径により異なりますが、一般的には100Aや75Aでは1/100以上、65A以下では1/50以上とされています。

汚水配管には通常100Фの管が使われますが、汚水に関しては1/100以上ではなく、1/50以上の勾配が基準になっています。
1/50以上の勾配を2%以上の勾配という場合もありますが、まったく同じことです。
■リノベーション前コロニアル屋根
外壁と屋根の色も決まりましたのでご覧いただきます。

リノベ前のコロニアル屋根ですが、遠目からも結構劣化が進んでいるように見えます。
■リノベーション前外壁
リノベ前の外壁です。
築40年以上経ちますが、見た感じではそれほど状態は悪くないので、過去に2回はメンテナンスをしているはずです。
■リノベーションプラン:外壁塗装色
外壁には薄いグレーのシリコン塗料を使います。
■2階リノベーション前平面図(既存図)
図面にある「物干しワイヤー」は『室内に洗濯物を干す画期的な物干し金物~使うときだけワイヤーを伸ばして干す』 をご覧ください。

洗濯機が決まってないので、乾燥機を設置する棚板の位置が未定ということは分かりますが、棚板の色も打合せによるとはどういうことでしょうか?
お客さまからご要望がなければ、通常乾燥機を置く棚は白を使います。

ちょうどこのプランを描いているときは、収納の建具(開き扉)の色を決めている最中で、合わせて収納内部の棚板も白ではない色をという話が出ていました。

結局それは実現され、棚板も色を変えることで決定したので見ていただきます。
■リノベーションプラン:収納建具(開き扉)カラー
1階の玄関階段下収納、洗面脱衣室収納、リビング収納の開き扉は、このメラミン化粧板を使います。
取手は付けないで、手掛け式にします。

メラミン化粧板扉の手掛け式取手は、「戸建住宅・マンションのリノベーション 素敵なフォルムの手掛け式取手扉で造作家具」 をご覧ください。
■1階リノベーションプラン:WIC 展開図 ■リノベーションプラン:戸袋引き込み戸施錠
■ 【更新】 リノベーションプラン:2階平面図
■リノベプラン施工中:現場調査 ■リノベプラン施工中:現場調査
■ 【更新】 リノベーションプラン:1階平面図
■ 【更新】 リノベーションプラン:1階平面図
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