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ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区

戸建住宅・マンションのリノベーション 解体工事で構造体に問題が発覚した際の対処

アイネックス小池です

「ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区」の続きです。
造作家具を設置することになった下駄箱、TVボード、リビング飾り棚収のプラン図面が出てきたので、私のほうもリノベーションプランを更新しました。
■1階リノベーション前平面図(既存図)
この間もリノベ現場は進んでいますが、まだ解体業者による解体工事が終わったばかりで、いまは新旧の取り合いがある部分を大工が丁寧に解体作業を進めています。

それでは、更新プランと現場の進捗状況を並行して見ていただきます。
■ 【更新】 リノベーションプラン:1階平面図
■リノベーション解体工事:大工による解体作業
さて、どのような状況か分かりますか?

2階の構造体を調査していたら、床の健康状態が劣化していたため、一部床を下地ごと解体撤去して、新しく造り直すことになりました。

という和訳で、2階から見下ろしているのは、既存の洗面台と便器があったところです。
■リノベーション解体工事:大工による解体作業
2階の床が撤去されていたのは、例のコンクリート壁(緑)のところの上です。

調べた結果、やはりコンクリート壁は構造体になっているので対策が必要です。
更新プランを見ていただくと、洗面脱衣室の入口はコンクリート壁に引き込む引き戸で考えているので、当然これは無理なことですね。

これは一つ前のプラン、玄関側に出すアウトセット引き戸に戻せばいいことなので、特に問題はありません。
しかし、いくら短いスパンと言えども、控え壁(壁を支えるため垂直方向に添える短い壁)もない、こんな薄っぺらな、それも打設後45年にもなるコンクリートを構造体として残しておいていいのか、という問題があります。
対策が必要としたのはこのことです。

また、上の画像の赤部分にも問題があります。
■リノベーション解体工事:大工による解体作業
この部分です。
白アリによるものではありませんが、一部朽ちています。

現在のような優れた補強金物がない時代なので、大工がさねを刻んで結合しているのが分かりますね。

これも構造体の柱のため、このままにしておけないのでやはり対策が必要です。
■リノベーションプラン:手掛け式取手 ■リノベーションプラン:手掛け式取手
■2階リノベーションプラン:最新版
■ 【更新】 リノベーションプラン:1階平面図
■1階リノベーションプラン:最新版
台所の冷蔵庫横収納のプランを見ていただきます。


リノベグループLINEに彼女から、1階トイレのペーパーホルダーはもう決めたが、2階で使う2連ペーパーホルダーがいいのが見みつからな~い、と困っているメールが入っています。

ペーパーホルダーは好き嫌いがありますからね~。
ごくごく一般的なものでいいという方もいれば、今回のように見つからな~いと、気に入るものが見つかるまで探す方もいらっしゃいますね。
案外と大事なんですけどね、ペーパーホルダー。
■ 【更新】 リノベーションプラン:1階平面図
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