株式会社アイネックス ホーム 戸建住宅ンのリノベーション 玄関ドア交換リフォーム~カバー工法のメリット・デメリット

株式会社アイネックス 公式ブログ

ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区

戸建住宅のリノベーション 玄関ドア交換リフォーム~カバー工法のメリット・デメリット

アイネックス小池です

「ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区」の続きです。
■リノベーション前:玄関ドア
ご主人のひと言で玄関ドアも新しくすることになりました。

リノベーション(リフォーム)で玄関ドアを新しくする場合は、2通りの方向があります。
1つ目は、単純に既設の玄関ドアを木枠ごと撤去して、新たに木枠を取り付けて新築工事用のドアを設置する方法です。
既設の木枠は壁の中で固定しているので、木枠を撤去すると外壁、室内側の壁両方とも損傷します。

そのため今回リノベーションのように、外壁塗装など外壁工事も同時に行う場合に適した方法で、工事費も安く、玄関ドアを開けた際の有効寸法を広くしたり、狭くしたり、フレキシブルな対応が可能です。

対して外壁工事を伴わないリフォーム工事や、玄関ドアだけを新しくする場合は、リフォーム用の玄関ドアを使います。
リフォーム用の玄関ドアは、カバー工法という施工方法になります。
■リフォーム用玄関ドア:カバー工法 ■リフォーム用玄関ドア:カバー工法
メーカーの部位説明が足りないので、私の方で追加しました。
左はカバー工法の縦枠を説明している画像ですが、室内側に既設の木枠が残っています。

ドア本体は撤去しますが、既設の木枠やドア枠を残して、既設のドア枠を新しいドア枠で覆って隠すのでは、カバー工法と言われます。
これなら、外壁も部屋内の壁も損傷することがありません。

しかし、こんなにごっついドア枠を被せたら、開口有効寸法が狭くなるのではと思いますよね?
実はその通りなんですよね。
■玄関ドア交換リフォーム:既存平面図
既設の玄関ドアの平面図です。
ブラウンは部屋内の木枠でシルバーのL型はドア枠、一点鎖線はドア本体です。
このドア本体だけを撤去して、リフォーム用カバー工法で新しいドアを設置します。
■リフォーム用玄関ドア:カバー工法
既設のドア枠が完全に隠れていますが、そのためにカバー工法のドア枠はそれなりの大きさが必要になります。

結論として、リフォーム用カバー工法で玄関ドアを新しくすると、約10cm開口有効寸法が狭くなります。
この下駄箱を加工して再使用する案です。

既存の下駄箱を左の壁から切り離して、傘立が置けるぐらいのスペースを開けて再設置し、右の余ったところは造作材を入れて一体化しようとするものです。
うまく一体化させるために、造作材を含めて既存下駄箱の上に新しく天然石を被せて貼るというプランです。

既存下駄箱の扉と新設の造作材がうまく融合するか?
これは難題ですねー。
前の記事 ・・・・・・・・・・・ 次の記事