株式会社アイネックス ホーム 戸建住宅・マンションのリノベーション お客さまが購入した支給商品の施工について

株式会社アイネックス 公式ブログ

ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区

戸建住宅・マンションのリノベーション お客さまが購入した支給商品の施工について

アイネックス小池です

「ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区」の続きです。
前回、お客さまが見つけてきた、エンドユーザー直販をメインにしているキッチンメーカー云々ということを書きました。

最近はインターネット通販でも、システムキッチンをセットで購入できるサイトもあるので、これもエンドユーザー直販となります。
システムキッチンに限らず、工事に関わる商品をお客さまが直接購入する、これが昨今大きな問題になっています。

私たちリフォーム店を含む建設会社は、通常建設資材の購入は流通の正規ルートで仕入れをしています。
だからと言ってネットで仕入れることが出来ないのかというと、出来ないのではなく、しないだけです。
商品によっては正規ルートで仕入れるより、ネットで購入する方が安いものもありますが、それでも正規ルートで仕入れます。
その理由は、後ほど説明させていただきます。

ネット通販が横行するご時世なので致し方無いところかもしれませんが、施工や設置工事が必要であったり、電気や水道など設備工事が必要な商品などの建設資材をエンドユーザーに直販している業者は、本来の正規ルートから逸脱していると言いざるを得ません。
エンドユーザーに直販している業者は、得てして施工までは行いません。

今回お客さまが見つけてきたキッチンを直販する業者も、ご多分に漏れず施工業者を抱えていないため、当然施工までは行いません。
いわゆる手離れがいい売りっぱなしの商品です。

そんな直販業者の商品をお客さまが購入した、もしくは購入を考えている場合、一体お客さまは施工をどうするのでしょうか?
当たり前のようにリフォーム工事や新築工事の請負業者、すなわちリフォーム店を含む建設会社にお願いすることになります。

今回も然りで、お客さまからキッチンの施工依頼がありました。
これに対してアイネックスとしては、毅然としてお断りさせていただきました。
■リノベーションプラン:1階平面図
M&Aによって俄かに出現したぽっと出の会社をどう信用しろというのでしょうか?
すぐに会社をたたんでしまう可能性だってありますからね。
おかげさまで(?)いち早くそのトラブルを経験したアイネックスは、それ以来その手のトラブルとは縁がありません。
行わないこういう販売体制を構えている会社はお客さまが見つけてきたキッチン、または商品をお客さま自身が購入して、現場を請け負っているリフォーム店(建設会社)が施工を行う
以前にサンワカンパニーなる会社のキッチンを施主支給(お客さまが購入して現場に納品手配をする)にて、リフォーム工事の一環として、キッチンの施工だけをアイネックスで請けたことがあります。

お客さまがネットで仕入れて施工店に支給するのも同じことです。
設置工事に水道や電気が関わる商品は特にそうです。

施工まで行うなら話は別です。
それでもアイネックスの現場のルールに則ってもらうのが条件です。
何かしらの理由で工期が早まる、または遅れるとなった場合はフレキシブルにそれに対応してもらいます。
当然アイネックスの職人ならフレキブルに対応が効くからで、それに合わせてもらうというのが最低条件です。
これは工期を円滑に回して、期日通りに工事を完工するためであり、お客さまのためでもあります。

キッチンが納品されたら即設置といかないケースが多々あります。
例えば、キッチン施工日の直前にある職人が病欠して、キッチン納品日にはキッチンを取り付けるまでには現場が進んでいない場合もあります。
取引先のキッチンメーカーも配送日程を厳重に組んでいてくれるお陰で、商品が届かないということもないので当方も安心ですし、それゆえ納品の数日前に納期変更をかけるなどはまず不可能です。
そんなときは2~3日遅れでキッチンを設置することになり、そこで初めて梱包をバラシて商品チェックを行います。
この時点で商品に傷があったとか、部品が足りないなどが発覚しても取引先キッチンメーカーは快く対応してくれます。
株式会社アイネックス 心得
20年近く前に、社の心得を認めてもらった書です。

長い年月の間に半紙が黄ばんで皴になっているのも味があるでしょ。

これを書いてもらった人物が、前回「わっ!」と嚇した彼女です。
いまはインテリアコーディネーターの肩書のようですが、書道の師匠でもあります。
■リノベーション前:1階平面図
■リノベーションイメージ:浴室・洗面
洗面台と浴室の関係はこのイメージでいくことになりましたが、ガラスフレームの色などカラーコーデに関しては、彼女が独自で依頼するコーディネーターの方にお任せするとのことです。
■リノベーション前:玄関下駄箱 ■リノベーション前:玄関下駄箱
この下駄箱を加工して再使用する案です。

既存の下駄箱を左の壁から切り離して、傘立が置けるぐらいのスペースを開けて再設置し、右の余ったところは造作材を入れて一体化しようとするものです。
うまく一体化させるために、造作材を含めて既存下駄箱の上に新しく天然石を被せて貼るというプランです。

既存下駄箱の扉と新設の造作材がうまく融合するか?
これは難題ですねー。
前の記事 ・・・・・・・・・・・ 次の記事