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ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区

戸建住宅・マンションのリノベーション ユニットバスを設置する際の必要最低寸法

アイネックス小池です

皆さんはどんなクリスマスを過ごされたのでしょうか。
令和3年も残すことあと僅かとなりましたが、引き続きコロちゃんに咬まれないように気を付けてくださいね。

それでは、「ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区」の続きです。
■リノベーション前:1階平面図
■リノベーションプラン:1階平面図
リフォーム工事図面におけるy方向の寸法線の押さえ方を見ていただきましたが、次はx方向の寸法線について少しお話しさせていただきます。

図面の青で囲った寸法線1820は、2つの壁の中心を結んだ距離で、芯々寸法と呼びます。
戸建住宅の躯体壁に使用する柱の大きさは、一般的に105×105が使われます。
■リノベーションプラン:ユニットバス設置Ⅰ
今回は芯々1820の中に1317サイズのユニットバスの長辺方向を設置します。
上はユニットバスを設置している図面ですが、まだ設置前のなにもない状態から見ていただきます。
■リノベーションプラン:ユニットバス設置Ⅱ
ユニットバスを設置するときは、このように躯体の柱しかない状態です。
芯々1820から左右の柱(105角)の半分ずつを引いた寸法が躯体間の有効寸法で、1715になります。

この1715に1317サイズのユニットバスの長辺方向:17を納めます。
通常ユニットバスのサイズはユニットバスの室内寸法を表しています。
それを当てはめると、短辺方向13は1300mmで、長辺方向17は1700mmになりますよね。

そしてユニットバスを設置するための必要最低寸法は、室内寸法より約50m大きく設定されています。
そうなると、長辺方向1700mmを設置するのに最低必要寸法は1750mmとなり、今回は設置不可となってしまいますよね。

とここまで書きましたが、家の大掃除を命令されているので、そろいち帰らせていただきます....
■リノベーションプラン:窓納まり
便器の横の壁が窓にかかるという点です。
この窓は引違いで3分の2以上が洗面脱衣室側にあるので、開き動作に関しては問題はありません。

お客さまは見た目、そうデザイン的なことを気にされています。

リフォームなので使いやすさ、住みやすさを優先した場合、新築工事とは異なり、このようなケースが頻繁に発生します。

デザイン的に完璧とはいきませんが、何百回とこなしてきているので、お客さまが懸念されるようなことはありません。
部分拡大した図面です。
アイランドは幅(約184cm)も奥行(110cm)も広くなっています。
シンクの左に広い作業スペースがあるだけではなく、ダイニング側も広くなっています。
ここは調理後の料理を並べて撮影をするのもいいでしょうし、できた料理を一旦置いてダイニングテーブルに配膳するのにも便利ですね。

コンロ側カウンターとアイランドとの間は90cmですが、お子さんがお嬢さんということなので、いずれ2人でキッチンに立つことでしょうし、すれ違える間隔として90cmは確保したいですね。

また、キッチン⇔リビングダイニングの2wayはシンメトリー(778mmと777mm)にしてありますが、使用頻度を考えると冷蔵庫側を広く取った方がいいかもしれません。

冷蔵庫はお客さまが手持ちのものを使う予定とのことなので、お客さまからお聞きした実際寸法で落とし込んであります。
ただ実際寸法で描いてありますが、ドアの開き勝手や排気方法によっては冷蔵庫の前の通路を広くして、反対側の通路を狭くする可能性があります。
シンクをもう少し小さくして、アイランドの幅を小さくするのも手ですね。

このプランもお客さまとはメールでやり取りして見ていただきました。
お客さまのイメージに近づいたようで、メールではなく電話があり、お手持ちの冷蔵庫の話になりました。
お客さまは同じ杉並区の車で7~8分のところにお住まいなので、これから冷蔵庫を直接見に行くことになりました。

お客さまと距離が近い、これほど話の早いことはありませんね、すぐ打合せに伺えばいいのですから。
冷蔵庫を見てきた後のプランは明日にさせていただきます。
大きく変わったところ、次はアイランド型キッチンです。

アイランドの方にシンクを設置して、シンク横は広い作業スペースにするという内容です。
これはリノベーションをすると決めた時からの構想なので、ということです。
■リノベーションプラン:室内物干し ■リノベーションプラン:室内物干し
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