株式会社アイネックス ホーム 戸建住宅・マンションのリノベーション 階段の真上に居室の入口を設ける際の問題点Ⅱ

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ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区

戸建住宅・マンションのリノベーション 階段の真上に居室の入口を設ける際の問題点Ⅱ

アイネックス小池です

「ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区」の続きです。
■リノベーション前:2階平面図
それでは昨日の続き、ゲストルームの入口が階段の真上で、現状のままでは入口の上がり段差が60cmにもなってしまうという問題です。
■リノベーション前:階段上物入
この天井がゲストルーム入口の床になりますが、一番近い(水色部分)ところで2m60cmあるので、ここは少し低くすることは可能です。
■リノベーションプラン:ゲストルーム入口
1階と2階の階段を挟んだ高さ関係の図面で、FLとは床の位置(フロアライン)です。

2階に上がって、同じ床位置で、段差がなくゲストルームに入室できる、これが理想です。
■リノベーションプラン:ゲストルーム入口
太線が既設階段です。
ゲストルームの入口に当たる階段の天井部は、2階の床位置より約60cm高い位置になります。

これをなんとか対策を講じて、多少の上がり段差程度に留めたいものです。
■リノベーションプラン:ゲストルーム入口
現状階段の踏板と天井が一番近いところで2m60cmですが、お客さまに相談して一番近いところを2mにしてもらって、その際の上がり段差がどれくらいになるかです。

上にも階段を描いてありますが、踏板を2m上にコピーしてあります。
赤線は踏板の端部を結んだ線で、階段の天井の一番低いラインをこの高さに設定した場合のものです。
■リノベーションプラン:ゲストルーム入口
赤線を回避するように、ゲストルームの入口を描いてあります。

私の計算では、上がり段差は187mm、約19cmになる予定です。
この19cmをお客さまがどう判断されるかですね。
■リノベーションたたき台プラン:1階平面図
最初にお聞きしたお客さまの1階リノベーションに対してのご要望は、

台所の壁をなくして広い1LDKにする。
キッチンはシンク側をダイニングに向けてアイランドにして、ダイニングテーブルをくっつける。
レガシーとして残すソファとダイニングテーブルの両方からテレビが見やすい配置。
リビングの一角にワークスペースを設置。
パントリーとたっぷり収納できるシュークロークを設置。
1階にもトイレを設置。
リビングダイニングと玄関廊下はフローリング、キッチンの床は掃除がしやすいタイルに。

という内容で、凡そ網羅してあるはずです。
アイネックス小池です

「ご実家を大々的にリノベーション  大切なものは残してレガシーに! in 杉並区」の続きです。前回内容

外壁や屋根もリノベーションの対象ですが、まずは内装リノベに関して一通り初回打合せ用のプランの概要を見ていただきました。
このリノベーションプランはたたき台で、これから打合せを重ねて、最終的に実行プランになるわけで、どの案件も同じ道程を歩みます。
■リノベーション前:1階平面図
リノベーション前の平面図、既存図面です。
■リノベーションたたき台プラン:1階平面図
最初にお聞きしたお客さまの1階リノベーションに対してのご要望は、

台所の壁をなくして広い1LDKにする。
キッチンはシンク側をダイニングに向けてアイランドにして、ダイニングテーブルをくっつける。
レガシーとして残すソファとダイニングテーブルの両方からテレビが見やすい配置。
リビングの一角にワークスペースを設置。
パントリーとたっぷり収納できるシュークロークを設置。
1階にもトイレを設置。
リビングダイニングと玄関廊下はフローリング、キッチンの床は掃除がしやすいタイルに。

という内容で、凡そ網羅してあるはずです。
■リノベーションプラン:2階平面図
この青い部分が階段と干渉する部分です。

リノベーション前の平面図を見ていただくと、ゲストルームの入口になるところは物入になっています。
ちょっと物入の中を覗いてみましょう。
■リノベーション前:階段上物入
こんなに床面が上がっていてます。
ぱっと見ただけでも60cmぐらいありそうです。

ちょっと厄介というより大問題でした!
物入の床下、すなわち階段の天井部と踏板の高さは、一番近い踏板部分で約2m60cm(図面水色部分)です。

すみませんが急遽出掛けることになったので、問題を提起したまま明日に続きます....
■木造住宅:芯々寸法と有効寸法
■リノベーションプラン:洗濯作業動線
雨の日の洗濯物....、梅雨どきは本当に大変ですよね(私はやらないけど、悪しからず)。

お客さまは3段階で構え打ちます。

第1段階は、洗濯乾燥機です。 ガスでいくか、電気にするか未定とのことですが、設置は必須とのことです。
ガスか電気かによって使用する設備が変わってきます。
ガスの場合は専用の排気ダクトを設置しなければならず、電気なら200Vの専用コンセントが必要になります。
■リノベーションプラン:室内物干し ■リノベーションプラン:室内物干し
■リノベーションプラン:1階平面図
アイランド=島にしたら、このようなレイアウトになります。
そうなると、ダイニングテーブル&チェアもピアノ側に最低60cmは寄せることになり、この辺りはスペースが広いのでまだ余裕がありますが、シンクの横の作業スペースはその分(60cm)狭くなります。

先に申し上げましたが、あくまでこれは一番最初のたたき台プランなので、キッチンのレイアウトなどを含めて、これから壮大な打合せを行う必要があります。
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