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2階建て新築戸建住宅のリフォーム in 杉並区~空間を活用して暮らしやすい住宅

ロフト用階段を新設リフォーム~自社造作家具工場だからできる複雑な造作材の加工

アイネックス小池です

「2階建て新築戸建住宅のリフォーム in 杉並区~空間を活用して暮らしやすい住宅」の続きです。
■リフォーム前平面図(建築図面兼販売図面)
リフォーム前:アルミ梯子&ロフト リフォーム前:アルミ梯子&ロフト

ロフトの昇降に関するリフォーム:アルミ梯子ではなく手摺がある階段を新設

■ロフト用階段を新設するリフォーム:採用プラン
もう少しリフォームプラン:ロフト用階段VOL.5を見てください。
■リフォームプラン ロフト用階段VOL.5:平面図
これまでリフォームプラン:ロフト用階段VOL.5の構造的なことや細かい納まりを説明させていただきましたが、肝心な階段を正面(赤矢印方向)から見た展開図を未だご覧いただいていませんでした。
リフォームプラン ロフト用階段VOL.5:階段正面図
正面からの見え方は、依然からのプランと大きな変わりはありません。

今まで説明を省いていましたが、踊り場の床集成材が踏板の幅より広くなったので、手摺の位置が階段部よりダイニング側に出ています。


今回踏板を左右の集成材で挟み込みますが、どのようにするのか気になっている方もいらっしゃるのでは?
それでは、その方法をご覧いただきます。
■リフォームプラン ロフト用階段VOL.5:展開図(階段側面図)
踏板の高さは200mm間隔で、奥行は120mmです。
もっと奥行を深くしたかったのですが、勾配と階段スペースに使用する幅(2285mm)から割り出した最大限の奥行が120mmでした。
■リフォームプラン ロフト用階段VOL.5:階段構成図
これは完成した形の図面で、左は側面図、右は正面図です。
この図面は工場に見せるもので、製作の意図と完成後のイメージを分かっていないといいものを造れるわけがありませんからね。

先ほど踏板の奥行は120mmと言いましたが、11段目だけは下の支柱や土台の絡みがあるため170mmにします。
■リフォームプラン ロフト用階段VOL.5:階段構成図
斜めの点線は踏板を挟む集成材で、今後は階段フレームと呼ぶことにします。

左は階段フレームの断面図です。
170mmピッチで高さ30mm、深さ20mmの切り込みを入れます。
右のフレーム側面図を見ていただくと、手前に10mm残して切り込みを止めてあります。

この10mm手前で止めるのが重要なポイントです。
こんな複雑な加工ができるのも、自社の造作家具工場のお陰です。
普通はこんな面倒な加工は、どこも請け負ってくれません。

この先は次回に続きます....
リフォームプラン ロフト用階段VOL.5:展開図(階段側面図) リフォームプラン ロフト用階段VOL.5:展開図(階段側面図)
リフォームプラン ロフト用階段VOL.5:平面図 リフォームプラン ロフト用階段VOL.5:展開図
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