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2階建て新築戸建住宅のリフォーム in 杉並区~空間を活用して暮らしやすい住宅

物置き・納戸として使用するロフトの昇降方法をハシゴではなく階段にして安全安心

アイネックス小池です

「2階建て新築戸建住宅のリフォーム in 杉並区~空間を活用して暮らしやすい住宅」の続きです。
■リフォーム前平面図(建築図面兼販売図面)
リフォーム前:アルミ梯子&ロフト リフォーム前:アルミ梯子&ロフト
このアルミ梯子を使わずに、階段でロフトに上がり降りするプランが決定しましたところまで前回見ていただきました。
下が決定した平面プランです。
■リフォームプラン シーズンⅦ:平面図
このプランに到達するまで、またこれも紆余曲折を重ねながら辿り着きました。
決定したプランの詳細をご覧いただきく前に、その紆余曲折した過程を少し見てください。
リフォームプラン 直線階段シーズンⅠ:平面図 リフォームプラン 直線階段シーズンⅠ::展開図
リビング側から上り、ドン付きのところでロフトに入ります。
階段の右側は腰高の壁にして、笠木の上に手摺を設置するプランです。

ダイニングスペースが少しでも広くなるように、階段踏板の有効幅を500mmとしました。
しかし、500mmあれば大人でも不自由なく昇降が可能で、ロフト用としては十分な階段になります。

決定プランは階段を上がりきったところの踏板は1段で踊り場になっていますが、シーズンⅠの段階では2段に分割してました。

これは踏板の奥行と1段の高さの関係によるもので、決定プランの方が奥行は浅くなり、1段が高くなるので、勾配はきつくなります。

以前にも申し上げましたが、屋根の勾配の形で造ってあるロフトは夏はもの凄く暑く、冬はもの凄く寒いため居住空間には向いてなく、屋根裏収納と考える方が正解です。

屋根裏収納、すなわち納戸として使用する際は、荷物の上げ下ろしを考えると階段の最上段は、広いフラットなスペースを設けておくと使いやすいためです。

この位置に直線で階段を造る際にもう一つ厄介なのは、2階の階段口と干渉することです。
そのため高さ関係も同時に考えつつプランをしなくてはいけません。

このような問題を一つずつ解消して、決定プランに辿り着きます。
リフォーム前:ダイニング&ロフト
このアルミ梯子を使わずに、階段でロフトに上がり降りするプランが決定しましたところまで前回見ていただきました。
リフォームプラン シーズンⅥ:展開図2 リフォームプラン シーズンⅥ:展開図3
リフォームプラン シーズンⅣ:平面図 リフォームプラン シーズンⅣ:展開図
リフォームプラン シーズンⅥ:展開図2
収納の階段踏板の高さや幅を1mm単位で細かく表示しました。

シーズンⅣの平面図を見ていただくと、階段11段目と12段目の階段下収納の開き方が片開きになっています。

展開図では観音開きにしてありますが、片開きの方が使い勝手がいいのではと迷ったことによるものです。

この収納高さは2mぐらいと勘違いしていて、実際は約2m20cmもありました。
こうしてみると、片開きの方がスッキリするかもしれません。
取り敢えずお客さまに現時点でのプランを確認してもらうことにしました。
今までのプランを全部お見せしてもしょうがないので、シーズンⅥを見ていただき、プランの良し悪しはもとより、方向性さえ決まれば今後のプランがスムーズに進みます。
リフォームプラン シーズンⅤ:平面図
シーズンⅤは、手摺の位置を階段の外側から内側に変えてみました。
踏板の幅が狭くなるので、内側の手摺は話にならず、シーズンⅤは展開図にも至りませんでした。

試行錯誤は続きます....
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