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2階建て新築戸建住宅のリフォーム in 杉並区~空間を活用して暮らしやすい住宅

階段をプランする際は高さ関係が重要なので、平面図と展開図を同時に進める

アイネックス小池です

「2階建て新築戸建住宅のリフォーム in 杉並区~空間を活用して暮らしやすい住宅」の続きです。
■リフォーム前平面図(建築図面兼販売図面)
リフォーム前:ダイニング ロフト入口&アルミ梯子
それでは、ダイニングのロフトの入口とアルミ梯子の関係を改善するためのリフォームプランを見ていただきます。

この先リフォームプランは、幾度となく路線変更を繰り返すことになります。
リフォームプラン シーズンⅠ:平面図
最初はちょっとオシャレに、リビング側から上がる螺旋階段でプランしました。
オシャレと申しましたが、あくまで見る人によって螺旋階段はオシャレに映るようです。

また、階段としての機能面はというと、使い勝手はあまり良くないと私は思っています。

こんなにダイニングのスペースを階段が占めていいのだろうかと思いつつプランニングしましたが、しっかりした階段のためなら、ダイニングが狭くなるのもやぶさかではないとのお客さまのご要望でしたので、ためらいながらも進めます。

取り敢えず平面図だけ描いてみましたが、螺旋階段はリフォーム費用が高くつくので、固執せずに次なる方向へ転換することにしました。


リフォームプラン シーズンⅡ:平面図 リフォームプラン シーズンⅡ:展開図
螺旋階段を早々に打ち切って、スクエア状の階段に方向転換しました。

そして、シーズンⅡから展開図も加わります。
平面図だけでは高さ関係が頭に入って来ないため、一歩ずつの高さが重要な階段ということもあり、平面図と展開図を行ったり来たりしながらプランを形にしていきます。

13段目でロフトにまたぎ入るようにして、階段が急勾配にならないようにしてます。

階段の下はできるだけデッドスペースを避け、有効的に使いたいものです。
そのため収納を設けますが、階段下収納の位置や大きさ、扉の開き勝手なども同時に考える必要があります。

階段の下を闇雲に収納にするのではなく、リフォーム費用がかかり過ぎず、かつ使いやすいことを念頭にプランを進めることも重要ですね。

展開図にある長方形はスリットで、階段の壁にデザインとして入れます。
このプランは階段に壁を造る方向で進めています。
壁を造るか階段を露出にするか、この時点ではまだフラついています。

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