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2階建て新築戸建住宅のリフォーム in 杉並区~空間を活用して暮らしやすい住宅

新築の建売住宅だからといって建築図面を鵜呑みにしては危険がいっぱい

アイネックス小池です

「2階建て新築戸建住宅のリフォーム in 杉並区~空間を活用して暮らしやすい住宅」の続きです。
リフォーム前平面図:洗面脱衣室
洗面台が設置されていて、あとは洗濯機を置いたら立錐の余地がなくなる洗面脱衣室に、収納がほしいとのご要望です。
さて、皆さんならどうしますか?
リフォーム前平面図:洗面脱衣室・洋室
私はここに目を付けました。
洋室のCLクローゼット(赤枠)です。
クローゼットが2ヶ所あるわけだし、左のクローゼットの一部を洗面脱衣室の収納に回してもいいのではと....。
取り敢えず、その方向でプランしてお客さまに提案してみることに。
すでに現調(現場調査)はしていましたが、その時点では洋室のクローゼットの内部を見てもいないので、採寸もしていませんでした。
従いまして再度現調に行くのですが、現場まで徒歩5分なのでとても楽ちんです。
スケール(メジャー)をベルトのループに引っ掛け、シャツで隠し、デジカメを尻ポケットに、シャーペンを胸ポケットに差し、ペラ図面を片手に現場にGO!
こんなラフなスタイルで現場に行けるのも、徒歩5分のおかげです。

それでは、リフォーム前の現場の様子を見てみましょう。
リフォーム前:洗面脱衣室
廊下から見た洗面脱衣室です。
白い空間に白の洗面台を使っています。
リフォーム前:洗面脱衣室
洗面脱衣室に入って右側の壁、洋室のクローゼットの裏に当たるところで、プランで想定している収納を造る面です。
この画像からの情報は、収納を造ろうとしている壁に、照明のスイッチと分電盤があるということです。

分電盤の位置は非常に重要なのに、新築工事の建築図面には記載がありません。
建売住宅とのことですが、それにしても手抜き図面です。
リフォーム前:洗面脱衣室
床には分かりづらいですが、床下収納があります。
収納を設置するスペースがないので、せめて床下収納でもつけておくか、といったノリだったら怖いですね。
次は洋室のクローゼットを見てみましょう。
私もこの現調で始めて見ます。
リフォーム前:洗面脱衣室
ちょっと目を疑うものがあります。
クローゼットの左奥に柱型があります。
建築図面にはこんなものはありません。
木造住宅なので、こんなに太い柱はあり得ないので、PS(パイプスペース)でしょうか?
それにしても、この情報がない図面なんて考えられないことです。
建売住宅って、こんなものなのでしょうか。 それともこの業者がひどいのでしょうか。
呆れますね!
リフォーム前:洗面脱衣室
床の形はこんな感じです。
愚痴ってばかりいては先に進まないので、採寸だけきはちっとしてプランに入ります。
続きます....
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