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中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画

中古住宅リノベーションin杉並区 床の嵩上げ工事:置床工法(フリーフロアー)の流れ

アイネックス小池です

「中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画」、リフォーム現場の進捗状況の続きです。

引き続き地下の木工事の様子を見ていただきます。
リフォーム木工事:地下造作工事
コンクリート壁とプラスターボードの間に入れるスタイロフォーム(断熱材)が壁に立て掛けてあります。
ということは、床の下地組みが終わっているはずです。
右奥を見ると、すでにスタイロフォームの施工が始まっていますね。
リフォーム木工事:地下造作工事
5畳間の物置のスタイロフォームはおおよそ終わっているようです。
リフォーム木工事:地下5畳間造作工事 リフォーム木工事:地下5畳間造作工事
8畳間に作業台を広げて、5畳間から手を付けているようです。
まず胴縁を450mmピッチで取り付けて、胴縁と胴縁の間にスタイロフォームを入れます。

床も壁もまったく同じ作業をして、雨漏りのために全部撤去したのが約4ヶ月前です。
私の提言を聞き入れていたら回避できたものを...、非常にバカバカしい話しです。
リフォーム木工事:地下造作工事
作業は8畳間に移りました。
右奥の作業が進行しています。
スタイロフォーム入れが終わったら、壁一面に防湿シートを貼ってからプラスターボードを貼ります。
前回フリーフロアー(置床)の工事のことに触れましたが、別件で昔の資料をひっくり返していたら、置床工事の流れを説明している画像が出てきました。
せっかくなので見ていただきます。


当ブログの歴史は長く、もう2000記事以上は書いたと思います。
以前にも置床工事の流れについて書いたことがあったと思うのですが、どこに書いたか見つからないので改めて書きますね。
リフォーム置床工事:支持脚
アイネックスが使っている万協株式会社の支持脚(アジャスター脚)です。
支持脚の上に、パーティクルボード 、その上に構造用合板を貼ります。
リフォーム置床工事:支持脚
これが支持脚で、防振ゴム、鋼製パイプボルト(アジャスター)、パーティクルボードが一体になっています。
リフォーム置床工事の流れ1
数日前に高さの基準となる際根太を設置する画像を見ていただきました。
これが置床工事のスタートになります。
リフォーム置床工事の流れ2 リフォーム置床工事の流れ3
以下万協株式会社の文言に従って説明させていただきます。
置床工事流れ2:床パネル(パーティクルボードのこと)に支持脚
置床工事流れ3:壁際に5~15mmすき間を開けて、床パネル敷き込みます。
リフォーム置床工事の流れ4 リフォーム置床工事の流れ5
置床工事流れ4:床パネルに置いた水平器を確認しながら、支持脚のボルトをドライバーで回して、正確にレベルを出します。
置床工事流れ5:床パネルの長辺方向の中間部に455mm間隔で支持脚を3ヶ所仮止めして、流れ4と同じようにレベルを出します。
リフォーム置床工事の流れ6 リフォーム置床工事の流れ7
置床工事流れ6:2列目からの床パネルを敷き込んでいきます。床パネルは、15mm間隔で敷き込みます。ここでも必ずレベルを出します。
置床工事流れ7:床パネルと支持脚をビスで固定します。
リフォーム置床工事の流れ8 リフォーム置床工事の流れ9
置床工事流れ8:床パネルを3列敷き込むごとに、水糸を張ってレベルを再確認します。
置床工事流れ9:床全体を歩いて、支持脚が浮いたところがないかを確認します。浮いたところがあったら、スラブ(コンクリート床)につくまでアジャスターを回します。
リフォーム置床工事の流れ10
置床工事流れ10:床全体のレベルを出したら、すべての支持脚のボルト部に接着剤を注入します。
これでボルトが回転しなくなり、支持脚がスラブに固定されます。
初日は窓回りのモルタル打設だけで、中一日空けて本番の止水作業を行うとのことです。
なんか簡単に終わってしまいましたね。

コンクリート建造物の内側から行う止水工事を私も知っていますが、それはコンクリートにクラックが入っていて漏水箇所が分かる場合の止水工事です。
今回の止水工事の方法は初めて見ました。
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