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中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画

中古住宅リノベーションin杉並区 地下室の雨漏り~外部窓回りや空調配管引込口

アイネックス小池です

「中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画」、リフォーム現場の進捗状況の続きです。
■リフォームプラン:地下平面図
リフォーム木工事:地下造作工事
施工済み部分の解体撤去はアイネックスが行うので、見積書にはスタイロフォーム は「撤去・処分」扱いにするということを前回書きました。

それは、一旦雨で濡れた材料を再使用できたとしてもお客さまにとっては気持ちのいいものではないので、もったいないとは思いますが「撤去・処分」としました。

この見積書を提出して1週間後ぐらいに、売主側の不動産会社から連絡がありました。
担当者とは現場で何度か顔を合わせていましたが、直接お話をするのは初めてです。
その内容にはあきれましたね。
撤去したスタイロフォーム の再使用が可能なら使ってほしいというものです。
スタイロフォーム の再使用は問題ないが、使う使わないかはお客さまに聞いてくれと回答しました。

結局お客さまには連絡がなかったとのことですが、皆さんはどう思いますか?
まったく誠意がないことは当の昔から分かっていましたが、誠意がないという次元ではなく、いかれてますね!
その地下で、ちょっと気になる箇所があるので見てください。
リフォーム木工事:地下造作工事
上の図面の緑のところです。
窓の右下に何か出てますよね?
さて、何か分かりますか?
リフォーム木工事:地下造作工事
エアコンの配管、冷媒管と電気ケーブルを引き込んであります。
雨が侵入するのは窓回りとか、このような配管引込口が危ないのですよね。
こんな窓が地下には5ヶ所あります。
外はどうなっているのか見てみましょう。
リフォーム空調工事:エアコン配管工事
外の土間から少し上がったところに窓(赤丸)があり、その横にエアコンの配管(緑)があるのが分かります。
アップで見てみましょう。
リフォーム空調工事:エアコン配管工事
配管の引込口はパテで埋めてありましたが、この穴も相当怪しいです。
地下のプール状態から考えると流入した雨はすごい量なので、おそらく雨の侵入口は1ヶ所や2ヶ所じゃないと思います。
パテは経年により痩せていくので、定期的にやり直す必要があります。
既存のパテはかなり劣化していたので、この穴も侵入口の1つだと思います。
土間からの窓の高さも非常に気になります。
窓回りは厳重にシーリングをしますが、土間から距離がない窓は下端のシーリングがやりづらく、ついついおろそかな作業になりがちです。
これをチェックするのが現場監督ですが、この建売住宅の出来栄えから判断すると???ですね。

窓の下端なら雨が侵入しにくいと思いますよね?
まあ、実際はその通りです。
しかし、これだけ土間に近いと暴風雨のときは、土間からの水撥ねも相当なもので、下端からの侵入も十分考えられます。
それに間断なく降り続く暴風雨時は、上、左右から伝わった雨が下端から侵入することにもなります。

この窓回りは下端を含めて相当怪しいですね。
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