株式会社アイネックス ホーム >  中古住宅リノベーションin杉並区 壁仕上げ工事、床仕上げ工事で使う見切材の重要性

株式会社アイネックス 公式ブログ

中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画

中古住宅リノベーションin杉並区 壁仕上げ工事、床仕上げ工事で使う見切材の重要性

アイネックス小池です

「中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画」、リフォーム現場は地下を除く、1階と2階、そして外構工事が順調に進んでいます。
それでは、進捗状況を見てみましょう。
■リフォーム前1階平面図
■リフォームプラン:1階平面図
リフォーム木工事:キッチン壁造作工事
キッチンを設置する壁をリビングダイニングから見ています。
こちら側はまだボードで塞いでいませんよね。
電気の先行配線工事を待っていたこともありますが、大工さん自身の作業上のためでもあります。
さて、それは何か分かりますか? これはちょっと難しいですかねー?
リフォーム木工事:キッチン壁造作工事
キッチン側はすでにボードで塞いでありました。
おそらく、システムキッチンの設置が近づいているのだと思います。
大工さんがリビングダイニング側を塞いでないのは、これからAにカウンター(集成材)、Bに見切材を取り付けるためです。
壁の内側から赤線方向にビスを揉んでカウンターや見切材を固定すれば、ビス頭を壁内に隠せますよね。 ということです。
カウンターと見切材、名称は異なりますがある意味カウンターも見切材としての役目があります。
見切材を使用する理由は、異なる仕上げ材が重なり合ったり、ぶつかったりする場合に、敢えて見切材を入れて異なる仕上げ材と仕上げ材を区切るためです。
すみません、なんかうまく説明できているか不安です...。

それではカウンターと見切材が仕上げの異なるもの2つを見切ることになりますが、それは何と何か?
キッチン側の壁に貼るキッチンパネルとリビングダイニング側の壁に貼るクロス、この2つになります。
少し分かりやすくなったでしょうか。
これは床に関しても同じことで、フローリングとジュータン、フローリングとクッションフロアーでは素材も厚みも異なります。
異なる仕上げ材を突き付けた状態で床に貼ったら、どちらかの端部が露出してしまい、見た目も悪くなり、耐久性も著しく低下します。
リフォーム床仕上げ工事:バリアフリー化
そのため両方の端部が隠れるように床見切材を入れます。
見切材を挟んで床の仕上げ面に大きい段差が生じる場合は、低い方の下地を嵩上げして段差を緩和させることも必要です。
例えば、フローリング12mmとクッションフロアー2mm(実際は1.8mm)では10mm高さが異なります。
この2つを突き合わせて貼る場合、フローリングの端部を隠すために厚み13mmの見切材を使用すると、見切材とクッションフロアーの取り合い部は11mmの段差が生じてしまいます。
これは完全につま先をぶつけてしまうレベルの段差です。
この段差を解消するために予めクッションフロアー側の下地に追加で9mmベニアを貼っておくと、11mmの段差が2mmになります。
結果、床見切材を挟んでフローリング側は1mm、クッションフロアー側は2mmの段差になるため、床をバリアフリー化にしたことにもなります。 
・・・・・・・・・・・ 前の記事
次の記事 ・・・・・・・・・・・ 前の記事