株式会社アイネックス 公式ブログ
中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画
中古住宅リノベーションin杉並区 建築金物の役割や使用例を把握してリフォーム観察
アイネックス小池です
「中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画」、リフォーム現場の進捗状況の続きです。
■リフォーム前1階平面図(現況図面)
■リフォームプラン:1階玄関回り平面図
もう少し下駄箱を新設する部分の大工さんの工事にお付き合いください。
リフォーム木工事:玄関回り |
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リフォーム木工事:玄関回り |
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作業は天井部に移っています。
このスペースにすっぽりビルトインするように下駄箱を新設するため、内部は一切見えてきません。
天井面に板を貼っていますが、この板は構造的には大きな役割はなく、間柱を止めるためと、外からラスカットを打ち付けるための下地です。
ラスカットとはこの後で実物が出てきますので、そのときにご紹介させていただきます。
矢印の白い部分は、既存の天井材で今まで外にありましたが、リフォーム後は隠れるため敢えて撤去する必要がなく、返って断熱にもなるのでこのまま残しておきます。
先ほど天井に取り付けた板は構造的な役割はないとしましたが、構造的に重要な役割りを果たしているのが、前回にも登場した赤丸の締結金物です。
リフォーム木工事:締結金物 |
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リフォーム木工事:締結金物 |
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この締結金物を使用していますが、これも前回ご紹介した株式会社タナカの商品で「オメガコーナー 20kN床合板仕様」というものです。
建物の構造を担う商品なので、右画像のように検査機関で「中柱型」や「隅柱型」などの部位に対しての引張耐力試験に合格した証が重要です。
リフォーム木工事:締結金物 |
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リフォーム木工事:締結金物 |
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株式会社タナカのホームページの使用例です。
当然使用例通りに当リフォーム現場も施工してありましたよね。
皆さんは建築部品のホームページをご覧になることはまずないと思いますが、株式会社タナカのように使用例を掲載しておくのは非常に良いことと私は思います。
私たちは使用例など見ることはありませんが、皆さんが知っていればご自宅のリフォーム工事で使用する金物が使用例通りに行われているか、また締結金物を使わずに大丈夫か、など興味を持って現場を見るのも楽しいと思います。
当然オメガコーナーの取付にはエコート処理を施したビスを使います。