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中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画

中古住宅リノベーションin杉並区 隠蔽されるビスでさえ手を抜かないリフォーム工事

アイネックス小池です

「中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画」、リフォーム現場の進捗状況の続きです。
■リフォーム前1階平面図(現況図面)
■リフォームプラン:1階玄関回り平面図
引き続き下駄箱を新設する部分の大工さんの工事を見ていただきます。
リフォーム木工事:玄関回り
前回はここまでご覧いただきました。
L型に組む材木の面(つら)をぴったり合わせて水平を保とうとする慎重な様子が、この画像から伝わっているのではないでしょうか。
リフォーム木工事:玄関回り
矢印の材木がプラン図面青の材木です。
ここにも継手を刻んであります。
リフォーム木工事:玄関回り
手前の材木は色が褪せているので、既存のものだと分かりますね。
これは基礎の上に乗っている土台です。
ここはプラン図面緑の材木と既存の土台との納め方と同じ継手の方法です。
リフォーム木工事:玄関回り
これは相欠き(あいかき)といって、とてもポピュラーな継手です。
既存の土台に新しい材木を乗せて、強固な土台に荷重を受けてもらいます。
継手を刻んで土台にしっかり荷重を受けてもらったうえで、締結金物で頑丈に接合します。
現在は3Dプリンターの時代なので、工場で加工する継手はどんなに込み入った形状でも、それはもう見事に噛み合います。です。
リフォーム木工事:玄関回り
新たに出来る出隅  のところ(プラン図面A)に柱を立てています。
リフォーム木工事:玄関回り
その柱をプラン図面緑の材木に、締結金物を使って垂直に固定しています。
既存の土台と新しい材木の接合部が相欠き継手になっているのが分かります。
リフォーム木工事:玄関回り リフォーム木工事:玄関回り
締結金物に使用しているビスは、エコート処理がしてあるビスです。
エコート処理をしてあるビスは、亜鉛系特殊無機被膜と特殊樹脂皮膜の2層構造になっています。
亜鉛系特殊無機被膜の持つ防錆防食性能に加え、酸・アルカリなどに対する耐薬品性やガルバニック腐食防止性、施工キズに対する防錆防食性能が向上します。
また、環境にやさしい高耐久性表面処理というのも謳い文句です。
リフォーム木工事:エコート処理ビス
これは先ほどの締結金物やビスなど、幅広く建築金物を製造している株式会社タナカの資料です。
ビスはクロメート処理をすると施工性が向上、ダクロ処理をすると耐久性が向上、その最高峰に存在するのがエコート処理で、優れた耐久性に加えクロムフリーを実現したとあります。
リフォーム木工事:エコート処理ビス
同じく株式会社タナカの画像で、耐酸性木材性能確認試験の結果です。
皆さんはあまりピンとこないと思いますが、耐酸性は非常に重要な性能です。
現在降る雨は強力な酸性を有しています。いわゆる酸性雨です。
鉄が酸性化するとどんどん錆びていきます。
ビスが錆びると、ビス回りの木材が劣化していきます。
そのため、隠蔽されてしまうビスであっても、おろそかにしてはまずいのです。
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