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中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画

中古住宅リノベーションin杉並区 大工のリフォーム工事での作業には技が必要

アイネックス小池です

「中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画」、リフォーム現場の進捗状況の続きです。
■リフォーム前1階平面図(現況図面)
■リフォームプラン:1階平面図
引き続き1階の木工事、大工さんの工事を見ていただきます。
リフォーム木工事:玄関回り
リフォームプラン図面の緑部分です。
既存の材木と新設するところの材木が、新旧で色が異なるので分かりやすいと思います。

下に基礎がないので、脚立と材木、木っ端で高さを合わせておいて、横の材木を取り付けようとしています。
基本的に新設する下駄箱は、下駄箱の正面から見て手前の既存の土台(プラン図面:赤線)に乗せて固定するため、今形にしているL型の部分には下駄箱の自重はかかりません。
そのため、L型の下には基礎がなくても大丈夫なわけです。

既存の材木と新しい材木の両方に加工を施してあります。
これは継手(つぎて)といって、材木と材木を刻み加工して接合する工法で、よほど複雑な継手でない限り現場で加工します。
神社やお寺の復興工事のドキュメント番組で、宮大工職人がもの凄く複雑な継手を現場でこしらえているのを観たことがありませんか。
あれこそ匠の技ですよね!

宮大工の技と比べることはできませんが、うちの大工さんもかなりの腕利きです。
いまは現場で継手さえできない大工だっているのですよ。
いわゆる大八(だいはち)です。 *大九(だいく)に届かないという洒落
リフォーム木工事:玄関回り
先ほどの材木に直角に材木を接合させています。(プラン図面の青部分)
上の画像では影になって見えませんでしたが、手前の材木は反対側にも継手が加工してあるのが分かりますか?
リフォーム木工事:玄関回り
これです。
これから垂直に立てる材木の端部をこの形で突起状に加工してあり、この穴にぴったり差し込みます。
これはぴったりでないと遊びが生じてしまうため意味がありません。
この部分の大工さんの作業は非常に面白く、興味深いものがあります。
まだ興味深い作業が続きますが、次回にさせていただきます。
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