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中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画

中古住宅リノベーションin杉並区 プラスターボードを止めてあるビスが錆びてる

アイネックス小池です

「中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画」、リフォーム現場の進捗状況の続きです。

大工さんの手による地下の解体工事の続編です。
■リフォーム前地下平面図(現況図面)
それでは私が一番気になっている、8畳間のカビが発生している壁(図面赤丸)を壊して、中の様子を探ります。
リフォーム木工事:地下解体工事
プラスターボードの健康状態を確かめるために、私が壊してみた穴です。
う~ん、断言はできませんが、いくらか脆弱化しているように感じました。
リフォーム木工事:地下解体工事
大工さんに対象部のボードを剥がしてもらい、中の状態を調べます。
透明のビニールシートを貼ってあるのが分かりますか?
リフォーム木工事:地下解体工事
この画像なら白く埃が付いているので、よく分かると思います。
このビニールは透湿防水シートというもので、2つの役割を備えています。
①建物外部からの雨水の浸入を防止する、②壁内湿気を外部に逃がす、つまり防水性と透湿性を兼ね備えたビニールシートです。

本当は断熱材と一緒に使うのがベストなのですが、ここには断熱材は使われていませんね。
それに②の壁内の湿気を外部に逃がすというのは、通気層を通して外部に放出する工法なのですが、探しても放出先が見つかりませんでした。
不可解ですね。
リフォーム木工事:地下解体工事
分かりますか?
プラスターボードを止めていたビスが錆びています。
それも錆びているのは透湿防水シートの手前で、プラスターボードの中なので、プラスターボードに水が浸入した証です。
そして尋常ではない錆び方です。
これはリフォームを生業にしているアイネックスとしては、とてもスルー出来ない問題です。
リフォーム木工事:地下解体工事
当然これは物証ですから、カビが発生しているクロスとプラスターボードと合わせて大切に保管しておきます。
もちろん写真もたくさん撮っておきます。
これを見たら、売主側、買主側の不動産会社はどういう対応をするのでしょうか?
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