株式会社アイネックス ホーム >  中古住宅リノベーションin杉並区 トップライトのメリットとデメリット

株式会社アイネックス 公式ブログ

中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画

中古住宅リノベーションin杉並区 トップライトのメリットとデメリット

アイネックス小池です

「中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画」、リフォーム現場の進捗状況の続きです。
■リフォーム前2階平面図(現況図面)
2階は洋室が2部屋あり、リフォーム工事の内容はフローリングとクロスの貼り替えで、間取り変更や収納の造作などの工事はなく、洋室1のエアコン設置場所はどうするかという問題が1点あります。
2階は1階より奥行が半間(90cm)短くなっていて、そこに1階用の天窓が設置されているという造りです。

天窓、いわゆるトップライトですが、普通の窓の3倍の採光量と言われています。
これは個人的な考えなので、軽く聞き流していただいて結構です。
これまでトップライトがあるお宅の雨漏りや結露などの不具合を山ほど見てきました。
窓回りはトップライトに限らず、窓回りは必ずシーリングをしてあります。
防水用シリコンを打つ、コーキングという作業です。
シリコンには当然接着剤が入っているので、樹脂の混合物です。

どんなに優れている樹脂でも、性質上必ず劣化します。
樹脂の劣化が進むと体積が減るので、シリコンの場合は私たちは痩せると言っていますが縮んでいきます。
防水のために打ったシリコンは徐々に痩せていくので、時間差はあるにせよ防水効果がなくなります。

普通の窓は垂直に設置されているので、シリコンが劣化しても雨が侵入しにくいですが、トップライトは勾配が付いているものの垂直面に比べると、だれが考えても雨が入りやすいのは否めませんよね。

定期的にシリコンを打ち直すなどメンテナンスをすれば安心ですが、屋根に上って作業をするのは大変ですし、業者に頼むにはお金がかかるので、そのうちと思っている間に取り返しがつかないことになった事例をたくさん見てきました。

トップライトには遮光をどうするかという問題も付いて回ります。
トップライト用のブラインドやロールスクリーンもありますが、普通のものに比べると価格も取付工事費もとても高いです。
高い位置にあるため、メンテナンスもそれなりに手間がかかります。

上述の理由により、個人的にはトップライトより壁に窓を設置する方が多くのメリットがあると思います。
・・・・・・・・・・・ 前の記事
次の記事 ・・・・・・・・・・・ 前の記事