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中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画

中古住宅リノベーションin杉並区 建物調査の調査結果はあくまで参考程度とすべき

アイネックス小池です

「中古住宅のリノベーション in 杉並区 漠然としてるイメージを形にするリフォーム計画」の続きです。
■リフォーム前地下平面図(現況図面)
前回の続きですが、結局3者会談は結論が出ないまま、売主側不動産会社が持ち帰って、売主と検討することになりました。

売主が家を売却するにあたり建物調査会社を入れたが、地下は雨漏りがないとの調査結果だったことを売主側不動産会社が一点張りで譲らなかったということを申し上げました。
しかし調査会社云々と主張してますが、調査会社による調査結果はあくまで参考程度で、完全なものではありません。
地下の壁を壊して調べた形跡もありませんし、目視だけで雨漏りの有無を判別できるわけなどありませんからね。
リフォーム前地下
果たして、調査会社はこの部分を見たのでしょうか?
私たちが内覧の際は家具やダンボールが山積みのため、見ることができませんでしたが、彼らも荷物をどけるのは面倒くさいので手を抜いたのだと思います。
これを見ていたら、地下は雨漏りがないという調査結果は出せないはずですから。
当然調査会社は民間の企業で、写真とともに調査結果をファイリングして提出するため、結構な費用がかかります。
しかし、高額な調査費用にも拘わらず、その結果に対してはなんら保証はありません。
おたくが雨漏りはないとの調査結果だったので安心してたが、実際は以前から雨漏りがあったようですといったところで、ああそうですかでお終いですよ。
建物調査を販売しているのですから、責任や保証の面からも国家資格にしないといけませんよね。

そして10日ほど待たされた回答は、下記の項目を買主が負担するということです。
■カビが発生している壁はプラスターボードを貼り替える
■沈み込む床は対象部分のフローリングを貼り替える(図面水色斜線部)

上辺のことだけで、根本的な解決には全くなっていません。
お客さまは気がいいのでこれで譲歩されましたが、到底納得できない私は一人怒り心頭で、これからのリフォーム工事を憂うばかりです。
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