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防犯のリフォーム 流通してないなら、流通している材料や部品を駆使して製作

アイネックス小池です

杉並区西荻窪のアニメ制作会社の防犯のためのリフォームの続きです。
■リフォーム前フェンス
数社に断られたという、既存フェンスと天井の隙間を塞ぐリフォーム工事をどのようにして成功させるか、その方法を見てきましたが、残る課題は1点になりました。
防犯リフォーム:新規支柱立て
既存フェンスの支柱に並行して、かつ垂直に新しい支柱を立てる、この方法です。
そして、この画像の緑ラインと水色のようにするということを前回申し上げました。
それではフェンス右側を例に説明させていただきます。
■防犯リフォームプラン:フェンス右平面図
フェンス右側で既存の支柱から離して新しいパイプを立てないといけないのは道路側の3ヶ所です。
〇で囲った数値、左から30、20、30とあります。
この数値(mm)を既存の支柱から離して新しい支柱(パイプ)を立てるという意味です。
防犯リフォームプラン:新規支柱立て立面図
その3本の新規支柱は既存の支柱に対してこんな感じで立てますが、もう少し詳しく高さ関係を見てみましょう。
防犯リフォームプラン:新規支柱立て立面図
新しく立てる支柱(パイプ)の長さは900mmで、500mmが既存の支柱とラップして、400mmが既存支柱より上に出ます。
したがいまして、既存支柱とラップする500mmの中で、新しい支柱を一定距離を離した状態で固定しなければいけないということです。
かつ、新しい支柱は既存の支柱と平行でなくてはいけません。
防犯リフォーム:アルミパイプ
新しい支柱から横に流すバーも、全部このアルミパイプを使うということを以前に申し上げました。
先ほどの900mmの支柱もこのアルミパイプを使いますが、この先は実際に今回リフォームで使用したものをご覧いただきます。
防犯リフォーム:アルミパイプ加工
まず、アルミパイプが加工中に回転しないように、左端部を万力で固定します。
防犯リフォーム:アルミパイプ加工 防犯リフォーム:アルミパイプ加工
アルミパイプに2ヶ所穴を開けますが、キリがぶれないようにポンチで仮穴を打ちます。
防犯リフォーム:アルミパイプ加工
アルミパイプに2ヶ所の穴が開きました。
さて、これからがブログのシリーズタイトルでもある知恵の見せ所です。
防犯リフォーム:アルミパイプ加工
これはダイスと言って、タップを切る工具です。
タップを切るとは、普通の穴をネジ穴に変えることです。
防犯リフォーム:アルミパイプ加工
ここで気を付けることは、穴に垂直にダイスを押し当てて回転させることです。
少しぐらい曲がっていてもダイスはネジ山を切りながら進むので、斜めのネジ穴になってしまい精度の悪い支柱になります。
防犯リフォーム:アルミパイプ加工
開けたタップ穴にM8サイズのボルトを取り付けました。
これで既存の支柱から一定の距離を保ちつつ、平行に、かつ垂直に新しい支柱を立てることができます。
わざわざタップを切ってまでボルトを使ったのは、上下で微調整ができるからです。

これにて全ての課題をクリアーしたので、いよいよ施工と相成ります。
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