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防犯リフォーム 退去時の原状復帰を考慮してリフォームプランを立てる

アイネックス小池です

杉並区西荻窪のアニメ制作会社の防犯のためのリフォームの続きです。
■リフォーム前フェンス
防犯リフォーム:フェンスの現状 防犯リフォーム:フェンスの現状
さて、この4面(緑斜線部)を人が飛び越えられないようにリフォームをします。
「既存フェンスの加工は不可」は大前提として、既存フェンスの構造、寸法、形状などの物質的条件を見てみましょう。
防犯リフォーム:リフォーム前フェンス
私が考えている方法は、既存フェンスの支柱にもう1本支柱を立てるというプランです。
支柱さえ立ててしまえば、あとは何とかなります。
「既存フェンスを加工しないで新規の支柱を立てる」、これが今回リフォームを成功させる最大のポイントです。
そのためには、与えられた物質的条件を完全に把握しておかなくては、いいプランも出来なければ、結果いい仕事もあり得ません。

まず、道路側から向かって左のフェンスを細かく見てみましょう。
リフォーム前フェンス②
②の上端部です。
このキャップは簡単に外れそうに見えるのですが、被せた後にキャップを頑強にかしめてあるので外れません。
このキャップを傷が付かないように外せるのであれば、今回のリフォーム工事は楽に進捗するのですが、キャップを外す=既存フェンスを加工することと判断される可能性があるので、危ない橋は渡らないことに...。

別の方法を探します。
リフォーム前フェンス②
②の上端部を真上から見ています。
結果なのですが、この画像には大きなヒントがありました。

新しく建てる支柱は簡単に外せるようには作りませんが、それでも既存フェンスの外側(道路側)に立てた場合は、壊されたり、いたずらをされる可能性があるため、内側に建てるべきでしょう。
リフォーム前フェンス①
①の上端部を上から見ています。
ここは左奥のフェンスが終わっている部分です。
リフォーム前フェンス④
④の上端部を正面から見ています。
向かって左フェンスの右端部になります。
向かって右フェンスの右端部⑧と同じですね。
防犯リフォーム:リフォーム前フェンス 防犯リフォーム:リフォーム前フェンス
リフォーム前フェンス⑥ リフォーム前フェンス⑤~⑥
この面は段差をまたいで立っているため、高さ関係は向かって左フェンスと同じ位置です。
⑥の支柱は右フェンスの支柱⑦⑧より高い位置にあるのが分かります。
リフォーム前フェンス⑤ リフォーム前フェンス⑤
⑤の上端部です。
支柱はフェンス構成材の一つで素材はアルミですが、この⑤だけはフェンス構成材ではなくスチールを使っていて、太さも他の支柱よりかなり太いです。
理由は分かりかねますが、門扉の角支柱に固定してあることから判断すると、フェンスの傾きや転倒防止のために、天端がフラットのスチール材を使ったのだと思います。
フェンスの形状はL型なので、十分耐えうると思うのですが、こちらとしては全部同じ支柱を使ってほしかったです...。
リフォーム前フェンス③⑦
フェンス中間地点の③、⑦を正面から見ています。
これで与えられた条件をあらまし見ていただきました。
これらの条件からフェンスと天井の空間を塞ぐ対策を練ることになります。

さすがに難題です。
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