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杉並区の住宅を売却して練馬区の中古マンションに引越し~入居前にリフォーム

4VOC対策ポリエステル樹脂とホルムアルデヒド放散量F☆☆☆☆認定商品の重要性

アイネックス小池です

「杉並区の戸建住宅を売却して練馬区の中古マンションに引越し~入居前にリフォーム」、リフォーム現場の進捗状況の続きです。 
■リフォーム前平面図
■リフォームプラン:平面図
前回「4VOC対策ポリエステル樹脂」のところで中座してしまい申し訳ございませんでした。
ポリランバー
ポリランバーには様々な色柄がありますが、量産されている白やオフホワイト系が主流になっています。
そのため、画像にあるブラックや木目調もあるのですが、あまり目にされないと思います。
ポリとはポリエステルの略で、ポリ化粧板ではトップメーカーのアイカ工業では、オーダーにより手持ちのポリ化粧板をポリランバーに成型してくれます。

なぜオーダーまでしてポリランバーに拘るのか、前回ご紹介したフラッシュ構造の板材と比較してご説明します。
フラッシュ構造の板材
ご覧のようにフラッシュ構造の板材は、心材を化粧板でサンドウィッチして製造します。
そのサンドウィッチしたものをプレス機で圧力をかけて数時間固めてます。
また、プレス機は何十枚もの板を重ね合わせてプレスできます。
開き戸や引き戸、折れ戸など建具の大半がフラッシュ構造になっていると言っても過言ではありません。

大量に生産する場合は、フラッシュ構造のほうがコストダウンになるということが一番のメリットで、コストを軽減するために心材を必要最低限に抑えているので、重量も軽量化され流通コストも軽減されます。
デメリットは強度に欠けること、心材のあるところしかビスが効かないということです。

上述の理由により棚板は、大量生産されていて、なおかつ全体に心材が詰まっているため強度があるポリランバーを使うということです。
ポリランバー:白 ポリランバーの構造
アルプス㈱ ランバーポリ アルプス㈱ ランバーポリ
お待たせしました、「4VOC対策ポリエステル樹脂」とはなんぞやでしたね。

VOCとは揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略称で、建材から放散されるトルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレンを4VOCと言います。
平成20年4月に「建材からのVOC放散速度基準」が正式に制定されました。
その基準に対策しているのが、「4VOC対策ポリエステル樹脂」です。
4VOC対策ポリエステル樹脂は、ポリエステル化粧板特有のにおいの原因であるスチレンを最小限に抑えてあり、シックハウスなどの対策にもよく使われます。
4VOC対策ポリエステル樹脂と同様に重要ことは、ホルムアルデヒド放散量F☆☆☆☆認定商品ということのチェックも忘れてはいけません。
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