株式会社アイネックス 公式ブログ
損をしないリフォーム業者の選び方
都内60平米のマンションをフルリフォーム 建築工事の見積書、複合単価の良し悪し
アイネックス小池です
「損をしないリフォーム業者の選び方」の続きです。
前回中堅リフォーム店の1社の見積で、食器洗い乾燥機の設置工事の中に電気工事や水道工事などをひとまとめにして合算した金額にしていることを書きました。
建築の見積方法に複合単価というものがあります。
これは材料と工賃(施工費・作業費)を合わせたものを単価に設定します。
例えばクロス工事の場合でしたら、材料のクロスと貼り手間を合わせた金額です。
見積書に出てくる文言は、
リビング 壁クロス貼り 50㎡
となり、単価と合計金額が続きます。
クロス貼りの単価が1,000円なら、1000×50で50,000円となります。
本来この複合単価は、公共工事の入札時に分かりやすくするために、便宜上使われていたものと聞いています。
しかし、クロス工事に関してはほとんどのリフォーム店が複合単価で見積をしています。
クロス工事の見積を取ったことがある方は、調べていただければ十中八九そうなっていると思います。
クロス工事の複合単価の算出方法は、材料費+施工費のためある意味公明正大ですが、食器洗い乾燥機設の設置工事に据え付け費以外に、電気工事と水道工事も合算させてしまうというのはあまりにも滅茶苦茶な方法です。
ちなみにアイネックスのクロス工事の見積は複合単価は使用せず、クロスと施工費は別々に計上してあります。
アイネックスがクロスを仕入れて、それを職人さんが貼るという流れになっています。
クロス工事業者にクロスと施工の両方を注文するリフォーム店もありますが、この場合はクロス本体にクロス工事業者の利益が乗ってくるため、その分高くなってしまいます。
クロスはm単位で仕入れます。
見積上は、リビング壁クロス〇〇m、リビング天井クロス〇〇m...となり、最後に施工費がきます。
クロスを貼る職人さんにより、仕事が早い遅いの違いがありますが、一人の職人さんが1日で40~50m貼ることが可能です。
クロスの総量が出れば、貼るために職人が何人必要か?これがアイネックスのクロス工事の見積です。
続きます...