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あなたの見積書は大丈夫ですか? リフォームの見積書の良し悪しを見極める方法

リフォーム工事の見積書~内訳明細書は材料費と施工費が明確になっているか?

アイネックス小池です
2回に渡って見ていただきました、「あなたの見積書は大丈夫ですか? リフォームの見積書の良し悪しを見極める方法」ですが、まだ続きがあります。

皆さんはご自宅をリフォームする場合、最低でも2社以上のリフォーム店から見積りを取りますよね。
あまり複数のリフォーム店から見積りを取っても時間の無駄になると思いますよ。
リフォーム工事の見積書は会社によって使用する建築用語や見積書式が異なるので、多くて3社といったところが比較検討しやすいでしょうね。
リフォーム店の良し悪しは、ホームページを見ればある程度は検討がつくと思います。

今回の内容もリフォーム工事の見積書を比較検討するときに重要なポイントです。

それでは、前回まで見ていただいた他社リフォーム業者の見積書の別ページ、工事名称や仕様・摘要を記してある内訳明細書をご覧いただきます。
■某リフォーム業者の内訳明細書/見積書
社名も明かしませんが、えげつないので見積金額も控えさせていただきます。
ずら~と明細が並んでいますが、一部抜粋してご説明させていただきます。
ご相談をいただいたお客さまからは「部材・工事費以外の費用が多く.....」ということに不信感を抱いたとあっただけで、これからお話しするの内容はあくまで私が物申すことです。
56万もの部材・工事費以外の費用を計上した見積書を平気でお客さまに提示するリフォーム店は、こんな見積りをしているので注意してくださいということです。
まず1の名称「壁 上貼り」、仕様・摘要「捨てベニア+珪藻土風クロス」ですが、既存の砂壁をクロスの壁に変更する工事です。
これには複数の工事や商材が含まれています。
明確なのは捨てベニアと珪藻土風クロスで、これにベニアを貼る工事費とクロスを貼る工事費まで一緒になっています。
これはおかしいですよね?
建築業界に限らず、なにをいくつ使って、工事費はいくらかかるというのが正式な見積書です。
正すと、
捨てベニア   3枚 〇〇〇円
同上施工費    1式 〇〇〇円
珪藻土風クロス 6m 〇〇〇円
同上施工費    1式 〇〇〇円
としなくてはいけないところです。
これではお客さまが素人だからと馬鹿にしている見積書です。
昔はこの手の見積書が横行していましたが、未だに存在しているとは驚きです。
このように見ていくと2の「部分張り替え」は、根太補修材料、補修に使用するビス・釘・接着剤とその施工費、コンパネとその施工費、フローリングとその施工費、見切り材とその設置費が全部一緒になっているということです。
7まで全部同じやり方です。

こんな見積書を許してはダメなので、もし皆さんが遭遇した場合は、全部材料と施工費を分かるように出してくださいと要請してくださいね!
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