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念願のリビングの天井を高くするリフォーム in 杉並区戸建住宅

天井を高くするリフォーム~屋根と天井との間に空気層を確保して断熱効果を保持

アイネックス小池です

「念願のリビングの天井を高くするリフォーム in 杉並区戸建住宅」の続きです。
天井裏の梁の走り方や空間の様子が分かったので、リビングの天井をどのような形状で、どのくらいの範囲で高くするのかをお客さまと打合せをして決めていきます。
既存図:リビング平面図梁位置
もう一度平面図で梁の位置を見ておいてください。
既存図:リビング立面図S方向 既存図:リビング立面図E方向
立面図にも梁の位置と大きさを落とし込んで、リビングの天井を高くするリフォームのプラン準備が整いました。
リフォームプラン:リビング平面図
お客さまと打合せをして、この範囲でリビングの天井を高くすることに決定しました。
たったこれだけの範囲?と思われるかもしれませんがちゃんとした理由があります。

次に立面図で天井を高くする形状と範囲をご覧いただきます。
リフォームプラン:リビング立面図S方向
バルコニー側(間違えてベランダと表記してしまいましたが、屋根がないので本来はバルコニーになります)の壁から梁Aのスパンの天井を高くします。
梁Cはリフォームプラン:平面図にあるように、天井を高くする範囲だけ見えてくることになります。
薄い線で表示してあるのが梁Bで、既存の天井位置が点線です。
既存の天井高が229cmで、天井を高くする範囲の天井高はリフォーム後に300cmになるので、71cmも高くなる計算です。

問題は切妻屋根の形に影響されるE方向の天井の形状です。
リフォームプラン:リビング立面図E方向
このシリーズの冒頭に「天井を高くするということは、天井の位置が外部と近くなるため、外気による温度差が直接居室内に伝わりやすくなる」と申し上げました。

そのため、屋根に近くなる面積を極力小さくして、なおかつ屋根と天井との間にできるだけ大きい空気層を設けることで断熱効果を保つということを念頭にプランした結果、このような形状と範囲になりました。
それでもX方向2467mm、Y方向2600mmの範囲で天井高が3mになるので、お客さまはこれが可能ならと、特にご主人は喜んでいましたね。

梁Cは梁Bを境にして高さが違っているので、木材を足して同じ高さにしてバランスを整えます。
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