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念願のリビングの天井を高くするリフォーム in 杉並区戸建住宅

建物の構造や強度に影響させないでリビングの天井を高くするリフォーム

アイネックス小池です

「念願のリビングの天井を高くするリフォーム in 杉並区戸建住宅」の続きです。
リフォーム前:リビング平面図
前回の続き、天井裏の様子B方向をもう一度見てください。
リフォーム前:リビング天井裏B方向
白丸の部分ですが、左と右では梁Cの大きさが違っているのが分かりますか?
リフォーム前:天井裏梁C
明らかに左と右では梁の高さが違っています。
これは面倒な問題です。

リビングの天井を高くするとなれば、今まで天井裏に隠れていた梁は露出することになります。

同じラインにある梁Cが、梁Bを隔てて高さが違って見えてくるのは格好が良くないです。
同じ高さになるように細工してあげないとだめですね。

梁の高さをカットすることは考えられないことなので、左側の梁に木材を足してあげることになります。
それにしても新築工事時にちゃんと構造計算してあるのでしょうか?

また、梁のごっつい補強金物(黒丸)もありますね。
リフォーム前:天井裏梁補強金物
このごっつい補強金物も天井を高くすれば、当たり前に見えてきます。
ここもデザインを考えなくてはいけませんね。

梁の上面ならまだしも、用途上側面に付いているので細工が厄介です。
それでは、天井裏の構造と空間の様子が分かったので図面に落としてみましょう。
既存図:リビング平面図梁位置
平面的にはこのように梁が走っていることが分かりました。

次に梁の大きさと位置を立面図に落とし込んでみます。
既存図:リビング立面図S方向
梁Aと並行して梁Cがあります。

天井をどのような形状で高くするかで梁の現れ方が変わってきます。

梁Aと梁Cのスパンだけ天井を高くする分には、梁Cは見えてきませんね。

既存図:リビング立面図E方向
梁Bは南の壁芯から1365mmの位置にあります。
これはいやな位置にありますね。

梁Bを露出させないとなると、天井を高くする範囲が非常に小さくなり、リフォーム費用をかけてまで行う価値はないといってもいいでしょうね。
この調査で分かった梁の位置や大きさを基に、リビングの天井をどのような形状で高くするのか次回に見ていただきます。
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