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子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区

耐火構造物のリフォーム~建築基準法と吹き付け耐火被覆、ロックウール/アスベスト

アイネックス小池です
「子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区」の第2期3階リフォーム工事の続きです。
■3階リフォーム前平面図
■3階リフォームプラン~平面図
リフォーム後3階入口回り・トイレ・洗面脱衣室
お風呂場の方から3階入口側を見た解体工事後の状況です。
グレーの部分は、耐火被覆が吹き付けられています。
なんどか書きましたがこの建物は鉄骨造4階建てです。
鉄骨造は、建築基準法により一定基準の耐火被覆をして耐火構造にするようにと定められています。
耐火被覆とは、火災の熱から耐火性・断熱性に優れた材料で鉄骨造の骨組みを被覆することです。

吹き付けの耐火被覆というとアスベストではと思われるかもしれませんが、吹き付けアスベストが使用されたのは1975年までなので、築27年のこの建物の耐火被覆は吹き付けロックウールです。

建築に限らずどんなカテゴリーにもあるように、ロックウール工業会という機関があります。
ロックウール工業会では、吹き付けロックウールを下記のように説明してあります。

吹付けロックウールは、ロックウール粒状綿を主原料とし、セメントを硬化材として、専用の吹付け機を用いて鉄骨などの下地に吹付けます。一定の被覆層をつくる有機物を含まない現場施工の不燃製品です。(不燃認定番号:NM-8601)

また、その外壁の開口部で延焼のおそれのある部分に、防火戸その他の政令で定める防火設備云々という文言もり、この3階入口の扉は、鉄扉の防火扉になっています。
その文言の後にはお決まりごとのように、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものに限るとあります。
皆さんはどう思いますか...。
リフォーム工事中養生
階段室はビニールで埃止め養生をしてあります。
3階のリフォーム工事中お客さまには、お風呂もキッチンもトイレも洗面台も何もない4階で生活してもらっています。
2世帯住宅なので、入浴や洗面は2階の親御さん世帯があるので問題ないとのことです。
ワンちゃんがいるのでほとんど外食はできなく4階でレンチン生活しているそうですが、ご夫婦はなんだか楽しそうでしたね。
約3週間辛抱していただきます。
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