
撤去予定の壁内部 | ||
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次は電気の幹線ケーブル(緑矢印)の配線ルートを変えなくてはいけません。 リフォーム前は2階から引き込まれて、壁内部を通って天井まで上がり、納戸内の分電盤に配線されています。 |
リフォームプラン:幹線配線工事 | ||
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空調冷媒管の配管ルートの変更も困難な作業ですが、これもまた別の意味で困ったことがあります。 2階から引き込まれている位置は、新設する壁の外にあるという問題です。 図面の赤線が引き込み位置ですが、ここは普通にフローリングが貼られる床にあたります。 フローリング表面から床スラブの間は24mmしかないため、太い幹線を配線するのは不可能です。 幹線ケーブルはとても硬質なので、曲げる角度もかなり鈍角になります。 お客さまと打合せをした結果、床スラブを斫ってもいいということになり、床のコンクリートを部分的に削り取って床下に幹線を40cmほど埋め込むことにしました。 |
リフォームプラン:幹線配線工事平面図 | ||
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床下から新設する壁内部に引き込んだ幹線は、階段下を通って階段⇔納戸の間仕切り壁に入れて、納戸の分電盤まで配線というルートに変更します。 図面の黒矢印間、たった20cmのために床スラブを斫るということです。 でもお客さまのご要望通り、床から天井までの壁を取って開放的な階段回りにリフォームすることができるので一安心です。 |