
リフォーム前:リビング窓 | ||
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前回の続き、この傾斜窓の遮光対策が専門店に相談しても一向に埒が明かず、ついには業を煮やしたご主人が自分で取り付けたというカーテンレールを見ていただきます。 そういえば忘れてましたが、このオーダーの傾斜付L型サッシは入居後すぐに雨漏りが発生して、幾度となく補修工事をしたのですが、未だに完全には直っていないそうです。 オーダーまでして傾斜部分に窓をつけるなど、奇をてらったデザインにした因果です。 |
傾斜窓カーテンレール | ||
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傾斜窓の上下にウッドのカーテンレールがついているのが分かりますか? 上のレールは木枠と同化している分かりづらいですかね。 |
傾斜窓カーテンレール | ||
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上のウッドレールにはカーテンを吊るす輪っか付リングが入っているのが分かります。 このレールを木枠の左右とセンターに固定してあるのですが、それがまた見事なものなんです。 残念なことに、ここの詳細写真を撮っておりませんので図解で説明させていただきます。 |
傾斜窓カーテンレール固定方法 | ||
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上のカーテンレールにカーテンを掛けて、下のレールの後ろを回すという方法です。 |
傾斜窓カーテンレール固定方法断面図 | ||
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上のカーテンレールの固定方法ですが、お分かりになりますか? ランナーリングが左右に動かなくてはいけないので、ウッドレールは壁から離して固定する必要があります。 その固定方法とは、ウッドレールを貫通したビスがその先のステンレスパイプの中を通り、木枠に固定するというものです。 この方法で、左右とセンターでウッドレールを固定してあります。 スパンが長いのでセンターでも固定しないと、カーテンの自重でウッドレールがたわんでしまうからですね。 それにセンターはカーテンの引き分け部分なので、支障がないと考えられたのだと思います。 |
傾斜窓カーテンレール端部正面図 | ||
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ウッドレールの端部の図面です。 通常のカーテンレールは両端がエンドキャップになっていて、左右のリングは動かないように固定されていますよね。 ウッドレールを固定するビスと壁の間にリングを1つ入れて、ウッドレールを固定してあります。 そのリングは移動できないので、エンドキャップの代わりになるという発想です。 素晴らしいですね。 |