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子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区

リノベーションはプランが重要16~傾斜窓の目隠しや遮光対策

アイネックス小池です
「子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区」の第2期3階リフォーム工事の続きです。
■3階リフォーム前平面図
■3階リフォームプラン~平面図
リフォーム現場の施工の様子をご覧いただいていますが、ちょっと次の画像を見てください。
リフォーム前:リビング窓
建物の南側は道路斜線のため、壁に傾斜がついています。
皆さんならこの傾斜窓の目隠しや遮光対策はどうのように考えますか?
これは非常に難しい問題です。
リビング傾斜窓南面 リビング傾斜窓北面

そもそも傾斜の形状にサッシをはめ込むというのは、完全な特注品になり、下の垂直なサッシとの取り合いもあるため、このL型の傾斜付サッシ全体がオーダーで製作してあります。
いくらバブル時代の建物といっても、ここのサッシだけでも相当な建築コストをかけています。
4階のドーム形状の明り取り窓や埋め込み空調システム、電気床暖房、そしてこのサッシ、お客さまが生活するうえで全く必要がなく、メンテナンス費用がかかり過ぎるものだらけで、非常に住みづらい家と言ったことが良く分かります。
おまけに完成した家の窓にはカーテンレールはついていなかったそうです。
傾斜窓の目隠しや遮光対策などを考えて設計した形跡は見当たらず、引渡しのときに対策方法などの話も一切なかったとお客さま...。 ひどすぎますね!
贅沢に建築費用をかけて住みづらい家を造った、お客さまにとって誠に悲惨な結果でした。
傾斜窓の遮光はとても難儀な問題で、なおかつ北面の台形の窓に至っては、ガラスフィルムを貼る以外には遮光のしようがないと思います。
設計士や建築家の身勝手な思い入れで、奇をてらった建造物にしてしまうのはもってのほかです。
傾斜窓用ロールスクリーン
新築当初はカーテンを専門に扱っているお店に相談したら、傾斜窓用ロールスクリーンがいいと言われて設置したそうです。
しかしロールスクリーンとロールスクリーンの間に2cmぐらいの隙間ができるので、そこから日が差し込んで眩しいやら暑いやらで、設置には高い費用を掛けたというロールスクリーンは2年後には撤去したとのことです。

現在はカーテンレールが設置されていますが、専門店に相談しても埒が明かないため、ご主人が自分で取り付けたそうです。

次回はご主人が考え出したというカーテンレールの設置をご覧いただきます。
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