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子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区
リノベーションはプランが重要Ⅷ~ハーフユニットか?在来浴室か?お風呂のリフォーム
アイネックス小池です
「子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区」の第2期3階リフォーム工事の続きです。
■3階リフォーム前平面図
■3階リフォームプラン~平面図
リフォーム前浴室東面 |
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リフォーム前浴室南面 |
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お風呂のこの壁が勾配形状になっていることが問題の原因です。
リフォーム前の浴室を見ていただくと、下がユニットバスのようになっていますが、上はタイルでアクセントに横一列だけ絵柄が入ったデザイン貼りになっています。
ということから、上と下はセパレートになっていることが分かります。
これはハーフユニットといって、この時代に流行ったユニットバスです。
建物のセットバックした面に浴室を配置したため、立方体のユニットバスを使うことができないので、ハーフユニットを使うざるを得なかったのですね。
リフォーム費用のことを考えたら、お客さまとしてはお風呂を位置を変えないでリフォームすることに越したことはありませんよね。
それでは今と同じ位置のままでリフォームするればいいのではと思われるでしょうが、現在流通しているハーフユニットは私の知る限りではINAXに2点ほどあるだけで、サイズや色の選択肢もなければ、おまけにユニットバスの下半分にも拘らず金額も高いときてます。
加えて、リフォーム前と同じようにハーフユニットから上はタイルかバスパネルなどを貼らなくてはいけませんし、専用のデザイン性に欠ける浴室ドアや天井だって耐水性を伴った仕上げが必要になります。
それだったら床下の防水工事をきちんとして、在来の浴室にした方がデザインやサイズの選択肢も広がるうえ、リフォーム費用もハーフユニットを導入した場合と同じぐらいになると思います。
しかしここは3階なので、水仕舞いのことを考えたら在来の浴室に踏み切れないというのがお客さまのジレンマです。
いろいろとリフォームプランをお客さまと検討しましたが、最終的にリフォームプラン:平面図にあるように、勾配が終わったところから浴室にして、ここにユニットバスを設置することになった次第です。
そもそも新築工事のときにすべてお任せで依頼した設計士さんが、「星を見ながらお風呂に入る」と自分の設計に酔ったことが始まりです。
その星を見ながらという勾配部分の窓には、5年後お客さまが曇りガラス調のシートを貼って目隠しにしちゃいましたがね。