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子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区

リノベーションはプランが重要Ⅶ~壁が勾配形状になっている浴室のリフォーム

アイネックス小池です
「子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区」の第2期3階リフォーム工事の続きです。
■3階リフォーム前平面図
■3階リフォームプラン~平面図
西面と南面の展開図をご覧いただきましたが、次は部屋ごとのプランとリフォームに対してのお客さまのご要望を見ていただきます。

4階のリフォームは出来るだけ壁を取って風通しを良くすることがメインテーマでしたが、3階はすべての水回り住宅設備がある生活の中心のスペースです。
築27年ということもあり、水回り住宅設備は全部リフォームします。
そこで問題になるのがお風呂のリフォームです。
リフォーム前の平面図を見ていただくと、浴室は建物の東端に位置しています。
■3階リフォーム前平面図:既存住宅設備
建物矩計(かなばかり)図「断面図」
この住宅は鉄骨造4階建てで、図面の右が東、左が西で、建物を分割するように建築条件の境界線が走っています。
赤ラインが建築条件の境界線で、赤ラインから右が第1種住宅専用地域、左が近隣商業地域としてきっぱり分けられるため、このような形の建物になっています。
そして青ラインが道路斜線のため、東面は1:1.25の角度で勾配を取ってあります。
この図面はリビング部分の断面図なので、浴室の位置はリフォーム前平面図のようにもう少し建物の東に位置した緑のところです。
この勾配が問題なのです。

リフォーム前浴室東面 リフォーム前浴室南面

このように東面は勾配になっていて、勾配部分は窓になっています。
設計士はオシャレと思って設計したのでしょうが、もともと透明ガラスだったという窓にはすりガラス調のフィルムが貼られていて、完全に外から見えないようにしてあります。
当初は勾配部設置専用のブラインドを取り付けてあったそうですが、メンテナンスが大変なので新築5年後にはこの状態になったそうです。
リビングにも大きな面積の勾配窓がありましたが、勾配部はカーテンを取り付けられる構造になってないため、夏の暑さと冬の寒さ対策が非常に大変だったそうです。
使うだけお金を使って、住む人の立場に立って設計されていない建物と自分の家をそうお客さまは評価されていました。

本題の「お風呂の壁が勾配になっていることが問題」は次回に続きます...。
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