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子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区
ご夫婦2人で見合った収納量と使いやすいシンプルなレイアウトにキッチンをリフォーム
アイネックス小池です
今回から「子供の独立を機に住まい方を変えるためのリフォーム in 杉並区」の第2期3階リフォーム工事の続きです。
■3階リフォーム前平面図
このリフォーム前の平面図は新築工事のときの設計図です。
後ほどご覧いただきますが、キッチンは造作家具の完全オリジナルシステムキッチンです。
図面にあるキッチンと現在付いているキッチンとでは、寸法や位置関係が全く異なります。
現在はCADで図面を描きますが、この図面でも分かるようにドラフターを使った手描きの図面です。
当時の設計士はシステムキッチンにあまり明るくなく、意匠図こそは自分たちで大まかな形でキッチンを図面に落とし込んでおきますが、詳細図はキッチンショップやキッチンメーカーに図面を描いてもらっていました。
図面を提供することで自社のキッチンを採用してもらえるので、キッチンショップやキッチンメーカーは争うように建築設計事務所に図面の依頼を取りに日参していましたね。
そのため、新築工事時に使用するキッチンはお客さまではなく設計士が決まていた感がありました。 ひどい時代です。
まだあります。
このお客さまは造作システムキッチンを知り合いに頼んで、建築工事から外して施主支給の形態を取ったそうですが、竣工が近くなった時に設計士からキッチンに支払った金額を聞かれたそうです。
なんの迷いもなく正直に600万ぐらいと教えたのですが、最終的な設計料の精算で「キッチン設計料として780,000円(13%)」を請求されてお支払いしたそうです。
支払いが発生するのは致し方がないことですが、外部に図面を描かせておいて、設計料13%とはいかがなもんですかね?
現在のことは分かりませんが、当時はこんなことが普通でした。
■3階リフォーム前平面図:添削バージョン
この図面はもとの設計図を私が添削したものです。
私から言わせていただければ、キッチンは全く違います。
リフォーム前のキッチン |
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27年間使われていますが、ガスコンロを2回、食器洗い機とレンジフードを1回交換しただけで、とてもきれいな状態です。 天板はデュポン社の人工大理石コーリアンで、新築工事のままといっても過言ではないほどです。 解体撤去するのは非常にもったいないと思うのですが、ご夫婦お二人ではこんなに収納量は要らないし、もっとシンプルなレイアウトにしたいそうです。
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